自分だけのカフェ | 星那(ほしな)先生|電話占いカリス

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占い師ブログ

自分だけのカフェ

星那(ほしな)先生

2022/11/26 10:48

星那(ほしな)先生

ショックな事があると
心の中に雨雲が立ち込め

二度と日の差すことは無いように
感じてしまいます。

ザーッと雨に降られて、傘もなくて

あっという間に濡れネズミ。

とっさに雨宿りの場所を探すと
近くにお店が目に入りました。

そこは

今まで何度も通り過ぎた場所のはずなのに

懐かしさを覚えるものの

入った記憶も
何のお店かもおぼろげです。

ドアを押して一歩入ると

優しくベルが鳴り
温かな空気にふわりと包まれ

コーヒーの香りに
少し気持ちが落ち着きました。

温かいカフェオレを注文して
お店の中を見回してみると

そこには

自分が子供の頃に大切にしていた
ウサギのぬいぐるみが飾ってあります。

瞬時に昔の記憶が蘇り
フカフカの感触を懐かしく思い出しました。

同時に、怖い夜も、ひとりの夜も
心配で眠れない夜も

このウサギをぎゅっと抱きしめれば
いつの間にか安心して眠れたことを
思い出しました。

その存在を
いつしか忘れてしまっていたなんて
信じられない気持ちがします。

将来の夢や、やってみたいこと

楽しいことも、腹が立ったことも
悲しいことも

ウサギに話すといつも味方をしてくれて

心の中には

ワクワクするような青空で
気持ちのよい風がそよぐ

広くて明るい世界が広がっていました。

大人になるにつれ
そんな子供じみたことと

いつしかウサギと話さなくなり

自分がやりたい事よりも

人の顔色を気にしたり
どうせできないと自分の力を否定したり

望むような環境に居なくても
ここが自分には相応しいのだと

無理やり納得させるうちに

心の中の世界は色あせてゆきました。

カフェオレが来ました。

はちみつの甘い香りがします。

一口飲むと、こっくりと甘く
冷えた体と心に沁みてゆきます。

最近、何も
味わっていなかったことに気づきました。

自分を労わり、喜ばせるためというより

味気なくても
時間で何となく口に入れていました。

自分の人生なのに

自分をないがしろにして
本当の声に耳を傾けず
他人の気持ちを勝手に想像して

自分を否定してきた挙句の、土砂降りです。

心の中のウサギと、もっと話をしていたら

もっと果てしなく広がる

明るい世界を冒険していたかもしれません。

冒険していた?

まだ、自分は人生の旅の途中で

目の前には
様々な未来につながる扉がいくつもあります。

下ばかり向いていて

扉はいつでもすぐそこにあることに
気付いていませんでした。

気付いても

扉を選び
ドアを開ける勇気が出ませんでした。

カフェを出ると

すっかり雨は上がり日が差して
木々の緑がキラキラと反射しています。

空にかかった大きな虹が
まだ見ぬ素敵な未来に
つながっているようです。

雨が降らなければ
忘れてしまっていたカフェで

あなたは何を見つけるのでしょう。

今日も良い一日をお過ごしください。
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