届いていた声(第八話/全九話) | 龍空(ルーク)先生|電話占いカリス

新規会員登録
初回相談無料(最大10分2,600円分)

占い師ブログ

届いていた声(第八話/全九話)

龍空(ルーク)先生

2026/04/05 16:15

龍空(ルーク)先生

(第一話はこちらからです)
https://e-kantei.net/fortuneteller/100203/articles/62710/


【第八話 届いていた声】

眠り続けるアスカさんの意識に私が触れ、言葉を交わし。
そして彼女からフミさんへの伝言を預かったこと。

それを聞いて、フミさんの中で、
何かが静かにつながったのだといいます。

その出来事は、
遠くに置き忘れていた記憶に、
そっと光を当てるようでした。

——もしかしたら。

あのとき、自分がかけ続けていた言葉も。
何も返ってこなかったあの時間も。
本当は、届いていたのではないか。

そう思った瞬間。
止まっていた時間が、
わずかに動き出したように感じたそうです。

病床の彼に語りかけ続けたあの日々は、
無意味ではなかったのかもしれない。
あの時間の中で、自分の声は、
確かに届いていたのかもしれない。

アスカさんを通して
亡き彼が「想いは、届いていたよ」
と伝えてくれたような気がした
とフミさんは書いてくれました。

その想いを受け取ったとき。
胸の奥にあったものが、
静かにほどけていくのを感じたといいます。

フミさんにとって、
彼に語りかけていたあの日々の言葉はすべて
「届いていた声」だったのです。

そしてフミさんは、
新たな人生へと踏み出すことを決めました。

亡くなった彼が、応援してくれている。
そう、自然に思えたからでした。
ページトップへ