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届いていた声(第七話/全九話)

龍空(ルーク)先生

2026/04/03 19:25

龍空(ルーク)先生

(第一話はこちらからです)
https://e-kantei.net/fortuneteller/100203/articles/62710/


【第七話 止まったままの季節】

私が昏睡状態のアスカさんの意識につながり、
言葉を交わしたと聞いたフミさんは、
あの日々のことを思い出したといいます。

意味があるのかわからないまま、
眠り続ける彼に語りかけ続けた、
あの長い日々のことを。

時間は確かに流れていました。
朝が来て、夜が来て、
季節も巡っていきました。


あれから、
いくつかの季節が巡りました。


そしてフミさんは別の男性に出会い、
今まさにその人から結婚を申し込まれていました。

しかし亡くなった彼のことを思うと、
前に踏み出せずにいました。

かけがえのない時間は、
あの事故の日から、
心の中で止まったままだったのです。

それでも、
そのままの自分を受け入れてくれる人と出会い、
人生のコマを進めていいのかと悩み続けていました。


私が彼女にアスカさんからの伝言を届けたのは、
まさにそのタイミングだったそうです。


(伝言を届けた第五話は、こちらです)
https://e-kantei.net/fortuneteller/100203/articles/62748/
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