ーーー闇ーーー
どこまでも広がる闇淵(やみわだ)の世界。
大宇宙開闢以前の世界に光は無く、真、善、美、愛といった、およそポジティブなエネルギーは皆無でした。
あるのは限りない深い闇、ネガティブ、どこまでも続く闇黒の世界。
しかしそこにも意識エネルギーは存在しました。
暗い暗い、真っ暗な闇のエネルギーの存在です。
そこに長らく、永遠とも言える闇の世界を知りつくし、また心からその環境に退屈し、虚しさを覚える1つの女性性の御霊がありました。
御霊の意識はある時こう呟きました。
ーー寂しいーー
ーー冷たいーー
ーー善…ーー(…ピクン?)
それはまさに覚醒の音。
ーー善に生きたい、光に生きたい
ここは寂しく、冷たすぎるーー
その刹那、闇の空間に丸い穴が空き、二つの耳がピンと飛び出しました。
次の瞬間ピョンと穴から出て来たのが一羽の兎。
もっとも兎という名前は後に人類が付けたものですが。
まずは大宇宙の始まりは、兎の姿をした、一つの女性性意識の御霊の目覚めからなのです。
暫くするとその御霊は、兎を従えた1人の女性の姿へと進化しました。
女神はまずここに光を生み出したいと考えました。
未だかつて、誰も見たことのない、一点の曇りもない完全な光を絶対的に顕現したくなったのです。
それは実は大変危険なことでもありました。
この闇淵(やみわだ)を照らすーー。
誰も考えもしたことのない出来事でした。
それでも光、善、美、愛への彼女の衝動を止めることは出来ませんでした。
女神は裏切り者になることを重々承知の上で、一つの御霊を生み出しました。
それは美しい光を放つ、一つの男性神。
男性神というにはあまりにもあどけない、光の根源神でした。
ーーニギハヤヒーー
女神は奥底から湧き上がる彼の名前を呟きました。
男の子は振り返り、彼女を呼びました。
ーーセオ…リ…ツ…ーー
ここに大宇宙の根源神が誕生しました。
※写真は我が家の玄関です。
…ウソです。見栄張ってごめんなさい(涙)
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