まもなく寒かった2月が終わり、早春がやってきますね。
桜の季節まではもうすぐです。
私は満開の桜よりも、蕾の桜が好きです。
桜の蕾は側でひとつだけ見ると、茶色みたいな色をしています。
それだけ見ると決して美しいとは言い難い桜の蕾ですが、それが一本の木にたくさん集まり、さらに遠ざかって見てみると…
ふわっと霞がかかったベビーピンクが、うっすらと枝の回りを取り巻いているように見えるのです。
それは桜の精が、今か今かと咲くのを楽しみにして枝の回りに集まっているかの様で、それを見る度私の心は春の訪れを感じ、華やぎます。
誰の目にもわかる華やかさというよりは、匂い立つような密やかな魅力をこの時期の桜には感じるのです。
それがまさにこの2月の終わり、春を待つほんの少しの期間にだけ、堪能することができるのです。
人々がまだまだ寒い寒いと言って背中を丸めて歩いている間にも、春の足音、桜の精達はもう、活動を始めているのですね。
咲く前の花の様な、そんな人々の幸せを願いつつ、日一日と色付く桜の木を眺めては、桜の精達との内緒の会話を楽しむ今日この頃です。
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