最近そんな風なコマーシャルが放送されている
しかもCMをしているのは男性達だ
これには意味がある
昔、家事は女性の仕事だった
だから「物によっては前洗いが必要」なことも基本的には女性(お母さん)だけが知っていた
子供の頃、私達は泥遊びなどで衣服を汚していた
泥汚れというのは「落ちない汚れ」として有名なのだ
例えば「くつした」とか…
他にも「墨」「血液」「しょうゆ」「油」などは「落ちない汚れ」として有名だ
苦労したことがある方も多いのではないだろうか?
私も結婚していた頃、夫が時々「現場作業の手伝い」をすることがあり、作業着を着用していたのだが、油汚れ(自動車関係)だったので洗濯しても落ちずに苦労した
「シミとして残ってしまう」のだ
そもそも自動車の油自体が落ちにくく、時間が経つと黒くなる
だがそんな苦労をするのは「特定の職種の夫」だけだ
事務や営業職の男性が夫だったら、普通「大人になってから汚れることなんてまずない」のが普通だから、特にスーツやワイシャツなんかはクリーニングに出すことが普通だろう
大人になると、例えば習字している人でも頻繁に墨で汚れる事はあまりない
醤油をこぼしてしまうことがあっても、大抵は「スーツのまま食事をする」事はほぼ無い
大抵は「部屋着」のことの方が多いし、例えば朝食は軽く済ませる事が多いので、朝からガッツリ(こってりした物を)食べる人は少ないので、食事で服を汚すことも少ない
ましてや泥汚れなどは「子供が居るお母さん」しか知らないことのほうが多いかもしれない
いや、今どきの子どもたちは泥汚れを作る機会が少ないだろうから「知らないお母さん」も居るかもしれない
昔は今のように「いい洗剤(よく落ちる洗剤)」が無かったから、漬け置きなどするのだが、それでも落ちずに苦労した
夫の作業着の油汚れは早々に諦めた
私はフルタイムで仕事をしていたし、昔は「家事は女性の仕事」だったし、子供が生まれてからは特に「私にはそんな余分な時間」は無かったのだ
授乳は深夜も3時間おき
授乳のたびに起きるのはもちろん、まずおむつの交換をしてから授乳
うんちでもしていたらその処理もしなければならない
うちの子たちはいつも「シャビシャビのうんち」をしていたので、場合によってはおむつからはみ出てしまう
そうすると服を全部脱がせて着替えさせなければならない
そしてうんちがついたおむつや服は、それこそ「漬け置き洗いをしなければ汚れが落ちない」ので洗面所で漬け置き
当時、私は授乳と授乳の間1時間程度しか眠る時間がなかった
朝には朝食の支度があるので6時前には起き出し仕事の前には子供を預けに遠回り
仕事が終わったら買い物をしてから子供を迎えに行き、その後夕食の準備…その合間に授乳
そんなことを全て私がやっていたのだが、当時は「女がやって当たり前」だった
例えば土曜などで夫だけが仕事が休みの日(昔は会社は土日休みではなかったので、私の会社は各休土曜休みだったが(それでもかなり画期的だった)、夫の会社は自動車メーカーの下請けだったので土日休みが言われ始めたら即土曜全休になった)
それでも夫だけが休みの日には子供を自分の母に預けてパチンコ通い
時には「自分の母と買い物」に行ったこともある
仕事から帰ってくると玄関に「ピンクの風呂敷包み(お祝い返し)の荷物」が幾つか置いてあり「これ何?」と聞くと「お母さんと(出産祝いの)お祝い返しを買いに行ってきた」と言われた
私は「まだお祝い貰ってないのにお祝い返しなんて随分嫌味だね」と言った
お母さんと買い物に行ける時間が他に作れなかったから…とか言っていた
でも本来お祝い返しって「貰った金額によって半額相当のものを返す」のが普通なのだ
後になって知ったが…
多分今どきの人たちなら、きっと最初から「夫婦対等」なのだろう
「男とか女とか関係なく出来る方が出来ることをする」のが当たり前の現代夫婦を羨ましく感じる
電話占いカリス 口コミで当たると評判の占い師を厳選 初回最大10分無料