私の父母や祖父母は「関東大震災」の経験者だった
母のいとこが広い敷地の家に暮らしていたが、丁度裏が竹やぶになっていたのでソコまで逃げようとしたが、歩けなかったそうだ
這うようにして逃げたのだという
本家(母の従姉妹の家)は関東と言っても神奈川県だったので、多分少し震源地より軽い揺れだったのだと思うが、それでも歩けず這って裏の竹やぶまで逃げたそうだ
東日本大震災は私も経験している
と言っても当事者だったのではなく、その日病院に行っていた私は家に帰るまで震災が起きていることを知らなかった
基本的に家ではテレビを付けながらネットをしているのだが、テレビでは東日本大震災の事が放送され続けていた
私はネットを忘れてテレビ画面に釘付けになった
それはまだ「その後に震災を思い出して精神的に苦しむ」人たちが出てくることなど知る由もない時だったので、素人さんが現場で撮影した動画などがどんどんテレビを通して放送された
だから私たちは「当該地方とは遠方の地域に暮らしていながら、様々な地域のいくつもの動画」をテレビを通してこの目で見ていた
あれを見てショックを受けなかった人など居るはずがなかった
だから海外からの様々な支援や人的支援が申し込まれ、「借りを作ると後々面倒」とか言うこともなく様々な支援(人的支援含め)を受け入れた国にも感謝したいと思った
関東大震災の時と違って、私たちは実際に映像で惨状を見た
壊れた建物や人の被害を(新聞の)数字で伝え、事件後に撮影された画像で被害状況を知った当時の人達とは全く違っていた
数々の映像はひと目で「これは大変なことが起こった、自分も何か出来ることをしなくちゃ」と誰もが思ったはずだ
阪神淡路大震災の時にも「大変だ」と思ったが、東日本大震災はその規模を大きく上回っていた
あれから人間時間では15年程度しか経過してないが(地球の地質時間では100年とか50年とかの単位で数えられる)それでも地震大国の日本では、今後も様々な地震災害が起きることが想定されている
事件が発生したその場では家族で話し合ったり避難場所を確認したりしていても、人の生活は10年もすれば大きく変わる
大学への進学や就職で地元を離れたり、家族構成が変わったり
場合によっては10年の間に結婚する人もいれば転勤する人も居る
子供が生まれる人もいれば家族を亡くす人も居る
これが50年ともなれば尚更だ
住んでいる場所も、家族構成も全く変わる
あなたは現在の地域での避難情報とかをご存知だろうか?
本当は引っ越すたびに家具の固定をしたり避難場所を確認しなければならないのだろうが、「何事もない生活」の中でついつい安心してしまう
私が緊急避難袋を用意したのは、多分30年くらい前だ
そしてそのまま玄関に置いてある
きっともう「使い物にならない」物も存在しているかもしれない
ロープとかの耐久性も落ちているだろうし、救急箱の中身も消費期限が過ぎているはずだ
これを機に避難袋を作ったり、中身を再確認してはどうだろう
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