私達が子供の頃、貧富の差は激しかった
私の小学校の友達の家には「冷蔵庫」が無かった
どの家にも冷凍庫付き冷蔵庫があって当たり前の時代だった
カヤで作ったケースみたいなものが天井から吊るしてあって、その中に野菜とかが入っていた
ちなみに当時でも「冷蔵庫のない家」はかなり珍しい方だった
世の中は(金持ちの家なら)カラーテレビさえ存在するような時代だった
だが高度経済成長時代はどんどん進み、やがて「1億総中流時代」と呼ばれる時代が来た
当時の日本の人口は約1億人で(今は約3億人だがその殆どが65歳以上の高齢者…ちなみに昔は60歳が定年退職だった)、その全ての家庭が「中流家庭」と呼ばれたのだ
多少の貧富の差はあったものの、どこの家庭でも「お金に困る」ことはなく欲しいものは何でも手に入り、今後も経済発展し続けると思われていた
ところが気がつけば、国内ではまた「貧富の差」が出始めているという
恐らく「教育費」にお金をかける家庭が増えたのだと思う
私達の祖父母の時代には一家に子供が6人も7人もいるのが当たり前だったから、子供は「稼ぎ頭」的な感覚こそあれ、子供にお金をかけることはなかったのだと思うが、一家に子供が1〜3人の家庭が増えるに連れ「一人の子供にお金をかける」家庭が増えた
大学費用の前に「大学に合格するための塾代」に費用がかかる
進学すれば学費だけではなく、遠方なら下宿代や家賃がかかる
もちろん食費などもかかる
小遣いとかはバイト代で賄うとしても、コロナの時には学生がバイトできずに更に困窮したという
頼みの綱の両親の収入も減るケースもあったという
あんな昔のように日本国内でも貧富の差が広がるのだろうか?
大手企業は賃上げ始めているが、国内の殆どを占めるという中小企業は賃上げする体力がないとも言われている
私の世代は「バブルを堪能」出来た世代ではなく、世の中だけがバブルと騒ぐ中でバブルを享受する間もなく気づいたら終わっていたという感じだが、それでも私たちは「中流の一部」という認識が今でも消えない
私たちは「貧乏」というものを実際に目にしてきたから「そこまでは落ちていない」と思いこんでしまうのかもしれない
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