
料理もすっかり食べ終わり
K美も、おしゃべりに満足し終えた頃
明日も仕事を控えていることだし
そろそろ帰ろうか〜?
と切り出した…
ホンネを言えば
そのころ、原因不明の
胃痛に悩まされていたし
私には十分な休養が必要であった…
お会計をするため
玄関近くのレジに行くと
オーナー店長が出てきて
お料理はいかがでしたか?
とこぼれるほどの笑顔で聞いてきた
もちろん
美味しかったです〜❤
とカンパツ入れずに答えると
よろしかったら、ご芳名帳に
お書き下さい…
と言ってきた
当時は、今のような
『個人情報…』
というような
なんだか世知辛い言葉もなく
気に入ったお店に、ご芳名帳があれば
とくに警戒することもなく
みんな、名前・住所・電話番号までご丁寧に書いて遺す…
という習慣に
なんの疑問も持たなかった
のんびりした時代でもあった…
.。o○o。.★.。o○o。.☆.。o○o。.★.。o○o。.☆
一週間ほどして
彼から電話があった…
忙しい日常に流され
その店に行ったことさえ
もう忘れかけていた頃だった
最初は誰だか全くわからなくて
理解するのに、1分は考えなくてはならなかった…
これが世にいう
『運命の人との出会い』
ならば、というか結果的にそうだったのに…
私はかなり鈍感だったのだろう…
良かったら食事にでも行きませんか?
彼はそう言った…ように思う…
それでも鈍い私は
新手のナンパかなんか⁉
それとも誰にでもそう言って
誘ってるの⁉
という疑問で
アタマがクルクルしていた…(@_@)
〜つづく〜
聖花物語〜出会い編B〜 | 聖花(せいか)先生|電話占いカリス