皆さんの中に、地球って住みにくいなぁって、感じている方はいらっしゃらないでしょうか。
どうやら地球は宇宙の中でも、世にも珍しい星のようです。
三次元の世界、生身の肉体、重たくのしかかる重力。
それだけではありません。病気、貧困、競争社会、世界のどこかで常にある戦火、殺戮、人が人を貶める差別や偏見、人々のエゴ。
一瞥するだけで、こんなにたくさんの悲しみや苦しみのエネルギーが充満していることを実感します。
本当、地球ってダメダメだな〜って、思いませんか？
このようにわざわざ不自由で手間のかかる世界を選択した私達の祖先、そして母なる地球。それはいったい何を意味するのでしょうか。
地球は他のあらゆる魂が住まう星々の中で、最下位、もしくは下から二番目に劣った星と言われているそうです。
でもそれが、本当にこの星の真の姿なのでしょうか。
遠い昔、宇宙に遍在する多くの魂は、各々の次元にそれぞれの星や存在方法を選択し、その経験を経て自身の魂の成長、ひいては大宇宙全体の成長を誓い、目指しました。
魂の選択肢は自由。ただし持てる霊格の上限があります。
殆どの魂は、持てる上限の最高位からのスタートを設定しましたが、そこにただ一つ、なんともへそ曲りな魂の一団がありました。
全ての環境設定において、最低のスペックから始めたいと願う大変変わった趣向の一団です。
実はその一団は、本当は最高の環境を用意されるべき、能力高き者達でした。
知性高く、美しく強靭で、歌えばカナリアのよう、囁けば鈴の音のような声を持ち、遺伝子は複雑でありながら様々な環境に柔軟に対応し、その波動は精妙かつ洗練された粒子を備える筈の、霊格の最高峰を成す一団だったのです。
創造主は一瞬訝しく思いましたが、一計を案じたように思い直し、彼等の要望を受け入れることにました。
しかし、彼等の波動が高過ぎて、そのまま一気に最低ランクに落とすことが出来ません。
仕方がないのでこれから来るべき彼等の歴史にちょっとだけ小細工を入れて、そのプロセスの中で遺伝子や波動を順々に下げていくことにしました。
そして気の遠くなるような時をかけ、予定どおりに最低の環境まで落としたあとに、その星の歴史が始まりました。
何故このメンバーはこのような道を自ら選んだのでしょうか。
彼らはこの冒険の意味を誰よりもよく理解していました。
何の苦もなく、高い能力、恵まれた環境のままこの計画を進めていったところで、まったく意味がないことを知っていたからです。
最下層まで降りていき、最低の能力から経験値を重ねることで、そこで初めて神の目指すところの成長、今回の計画の本当の意味を持つことを熟知していたのです。
優秀さ故に、自ら愚かさを求めたのです。
こうして生まれたのが他でもない、この地球です。
このルーツを知っている魂達は感動し、こぞって地球の歩みをご覧になりに来ます。
今のこの体、この心は本来の自分達とは違うものなのです。
もっと高い知性、高い能力、高い霊格を備える資格のある人類、それが地球に住まう者達の真の姿なのです。
いわばまるで物語の小公女、小公子のようですね。
病ん事無き姫、王子がまるで記憶喪失にでもなって、下働きの召使いに身をやっているかのようです。
人々がこのようなお話に感銘を受けるのも、このように魂の根底を震わせる要因があるからなのです。
またその価値を学びたくて、わざわざ設定をしたのです。
でも彼等、私達の祖先の魂達は言いました。
一度は身を落とすことがあるであろう我々の子孫達は必ずや自らの力で、この試練を乗り越えるだろうと。
病ん事無き誇りを胸に、今暫く、このダメダメな星を愛していきたいと思うのでした。
電話占いカリス 口コミで当たると評判の占い師を厳選 初回最大10分無料