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先日、シャワーを浴びていた時のこと。
シャワー中に誰かが私に話しかけます。
シャワータイムは私の絶好の、
様々な世界との交信タイムなのです。
ですが、その日の客人はいつもと違いました。

"俺ら、いわゆる人間が言うところの悪魔♪"

悪魔が何の用〜⁈ジロッ(¬_¬)

"俺らのことも鑑定の時に使ってよ。アンタ術かけるだろ？"

ダメよ、あなた達はめんどくさいから。

そう、悪魔を鑑定に使うなんて、叉紗というホワイト企業にブラック社員を多数入れるようなものです。
私は断固お断りしましたが、相手も食い下がります。

一体なんで使って欲しいの？

と聞いてみたら

"カルマを解消したい"のだそうです。

ふむ、なんで今頃？なぜカルマ？

すると言うのです。
いい加減、地位の向上を図りたいと。

"そしてここのことを聞きつけた"と。

でもあなた達こわいじゃん。見た目も。
私が言うと彼等も言います。

"それは見る人が偏見を持って見た姿、貴女の前ではこーんな感じだよ"

と言って漫画のアザゼルさんのような姿を見せてくれました。

すごく懇願されはしましたが、悪いけどあなた達のことは私にも使いこなせない、としてお帰りいただきました。

それから少しして、あるご相談者様の鑑定に入った時、相談の原因をなす人の後ろに、複数の魔女をみとめました。

自分にも魔女のエッセンスがあるとわかっていた私は、ご相談者様の邪魔をする魔女達を全てこちらで引き受けたのです。

そして次のご相談者様。
私はいつものように、脳裏に写り込んでくる事柄をひとつひとつ説明していくと…
ご相談者様よりご指摘が！
…全然違うもの見せられた…。
…orz
どうやら先ほど引き取った魔女達にやられたようでした。
頭にきた私、魔女達におしおきをした後、然るべき教育機関へ彼女らを送致。
これでもう邪魔はされない。

しかしながら残念なことにまんまと魔女の悪戯にひっかかってしまった私。
まだまだだな、と思う傍ら、やはり悪魔のオファーを断固断って良かったとつくづく思いました。
いや、おそらく全ては悪魔の腹いせかも。
どちらにしても食えない奴らです。

でもいつか、世の中が陰陽、偶奇、左右や上下のようなバランスで保たれる世界なら、善悪も然り。

すべからく、適材適所という言葉の下に上手に役立ててやりたいと…少しは思う私でした。
全ては神の指先として。