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占い師ブログ

いつか必ず形は違えど・・・

この度の台風により、尊い命を犠牲にされた方々と突然のことに深い悲しみの中でお過ごしのご遺族の皆さまに深く哀悼の意を捧げます。

被害に遭われて、今もなおご不自由な生活を余儀なくされている被災者の皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。

再びの雨や気温低下の予報も有り、被害に遭われた皆様のご心労とご不安をお察しし、避難先や被災地でご不自由な時を過ごされている皆さまのご健康とご回復を心からご祈念申し上げます。

また、救援や復興支援などの活動に尽力されている方々に深く敬意を表しますとともに、皆さまのご安全と一日も早い復旧、復興をお祈り申し上げます。


数日前に遠く離れた地に住むご親族が今回の台風被害で、住宅や車両に壊滅的な被害を受けたから、物資など運搬と援助に伺いたいというクライアント様より、安全の護符授与と流され消失した神棚についての助言のご依頼をいただきました。

生活に必要な物資を積んで行くだけではなく、片付けにトラックも必要だろうと、ご夫婦が軽トラックと乗用車とそれぞれ運転されて向かわれると伺いまして、片道だけでも私も同乗させて欲しいとお願いいたしましたところ、快くご了承いただきました。


東日本大震災の折にも2週間程お手伝いさせていただきました経験上、特殊技能や腕力の無い私のような者が今出来ることは限られていることはわかっており迷いもありましたが、クライアント様からご依頼があったタイミング的にも、これはお導きのあることと思い、心急くままに同行させていただきました。


広がる甚大な被害と押し寄せてきたであろう泥に、現地に着いた当初は呆然と立ちすくんでしまいました。
報道で知る以上に被害は広範囲にわたり、自然の猛威を痛感し、現地の方々の疲労と途方に暮れ苦悩されているお姿に、私もかける言葉を無くしてしまうほどでございました。

16日、17日と僅か2日間でございましたが、泥を流したり家の中の物を出したりと、作業を非力ながらお手伝いさせていただく機会を与えていただいたことを有難く思っております。

すくってもすくっても尽きない泥と向き合いながら、時には無になり、時には自分の用いられている身を内観し、省みる時間は本当に私自身に与えられたお示しであったと確信しております。


自然災害は人間が制御しがたいものの1つで有り、私たち人間が生かされている実感と大いなる力への畏怖と敬意を再認識させられるものではないでしょうか。

「人の気持ち」や「心」もままならないものですが、世の中には自分の思うようにはならないことは多くございます。

しかし、投げ出したりあきらめたりすることなく、人はその難しいままならないことに向き合い、絶え間なく働きかけを続けるのものではないでようか。


近年、本来の意味と使い方が違っているという統計も発表されましたが・・・

【情けは人のためならず】 という言葉がございます。

本来の意味は、情けをかけることは相手のためになるだけではなく、自分によい報いとなってかえってくるということです。


ここで大事なことは、人に「親切」や「慈しみ」を示すことは、「いつか」「その情けをかけた相手にかぎらず」または「意外な人から」「思わぬ形で」返ってくるということではないでしょうか。

すぐに何らかの結果は与えられなくても、いつか必ず自分に良いことととして戻るという考えです。


例えば、情けをかけたお相手に無関係に、あなたのちょっとした親切を見たり伝え聞いた方とのご縁が強まることがあったり、身近な方との絆が強化されたり、あなたの波長やステージに応じた出会いやご縁が生じることもあるでしょう。


【陰徳】という言葉がありますように、何より情けをかけ、相手を慈しみ、親切な行いをすることで、自分自身の気持ちが温かく爽やかなものであると思います。


台風被害や自然災害で苦難の中にいらっしゃる方だけではなく、世の中には病気や生活上の困難、人間関係や恋愛などの問題に苦しまれている方がいらっしゃいます。

私たちはそれぞれの生活や個々の置かれた状況に、可能なことや時間などに制限が出てしまいます。
ひとりの小さな力であっても、ご自身の出来る範囲で、無関心ではなく「願い」を重ねること、それが合わさったときには大きな力となるのではないでしょうか。


大事なことは「想い」であり、まずお相手の心を第一とし、慈しみ寄り添いの「心」を持つことではないでしょうか。
被災地は、これから寒い冬の季節を迎えます。
皆さまの優しい気持ちや想いと願いが、きっと温かく届くことでしょう。


ままならない人生に苦しい日々、恋愛や愛する人の心に振り回されて辛い日々、その中でほんの少しだけ、慈愛の心を周りに向けてみていただきますようお願い申し上げます。

その御心に、必ず神仏の御加護と応援があることと信じております。
あなたの切なる願いに、新しい活路も与えられることと信じております。


全ての皆さまの心の安寧と願いが叶いますよう、心からお祈り申し上げます。
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