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古より、日本では満月に月を眺め、歌を詠み、お団子や実りの初物をお供えし、ススキや秋の草花を飾り、月に収穫の感謝と豊作を願ってきました。

満月の光を浴びて、夜露に濡れたものを食べることで長生きするという言い伝えもあります。

それほど、月の光にはパワーがあるとされていたのです。

私も護符を書くときは、そのご依頼の方の願いや状況に合わせ、まず月を読み、潮の満ち欠けや星を読み、御神水を汲み、時間や期間を要して神仏だけでなく自然のパワーをいただくことから始めます。
その御神水で身を清め、時間をかけてパワーをいただいた水で墨をすり護符を書かせていただいています。


皆さんも、月の光でご自身や身の回りの物を浄化したり、月のパワーをいただいたお水や食べ物を開運に用いてみてはいかがでしょうか。


神仏に仕える身では、おまじないを積極的に推奨しない時もあります。
それは、他者を貶めるようなことや、自分勝手な我欲に支配されないようにとの注意を含んでのことです。

あくまでも自分自身の潜在意識に働きかけるものや、潜在意識によって運気や事態の流れを好転させる目的のおまじないは自分自身を後押しする意味でも効果的と言えると思います。


おまじないは迷信や信仰に起因することが多いのですが、何らかのパワーや自然の氣を取り入れる訳ですから、自身の体調や精神状態に大きく左右されます。

出来るだけ睡眠や食事に気を配り、自分自身の状態を安定させた状態で行うことがお勧めです。


本格的なおまじないもありますが、今回は月と関係していて、簡単で、そして返りという失敗みたいなもののないおまじないをご紹介させていただきます。

前回、少量のお塩、お米（生の状態）、お水（お酒でも可）を1杯ご用意していただき、窓越しでもいいので、月の光があたる場所に十五夜の夜からお供えしてくださいとお伝えしました。

そしてそれを満月の夜まで続けていただきたいとお願いしました、そのおまじないの続きです。

日付変わって６日の深夜が満月の月齢時刻でしたね。
今夜まで飾られてもかまいませんし、今朝方まででも月の光を浴びる期間は大丈夫です。

まず、白い半紙にお米とお塩は直接一緒にのせてください。
そして、それがこぼれないように紙を折って包んでください。(折り方は自由です)
この時、絶対にテープや輪ゴムは使わないでください。

どうしても、包みが開いてこぼれそうな時は、無添加の糊かご飯粒を一粒つぶして糊として代用してお使いください。

これは浄化、魔除けに非常に有効で、出来るだけご自身のおそばにお持ちください。
バックの中に入れられたり、寝室に保管されたりで十分です。

お悩み事があれば、その関係する部屋や場所にこっそりと密かに１ヶ月間忍ばせてください。


１ヶ月したら、それを水に流すか土に戻していただきたいのですが、それに息を３回お腹の底から吹きかけ、ご自身が変わりたいこと、現状で行き詰まっていること、何かこだわっていることを３回唱えてから、流されたり土に撒かれたりしてください。


また、月の光のパワーをいただいたお水は、物事を達成することに力を貸してくれます。


例えば家族の健康を祈る場合は、そのお水をお風呂や洗濯時に入れたり、果物にそのお水をかけてから皮をむいて食べたりすることをお勧めします。
その時に、必ず心の中で願いを３回唱えてくださいね。

好きな人への想いを叶えたい方は、そのお水を染みこませたハンカチや布製品をプレゼントすることもお勧めします。（乾かしてから）

今の恋愛を安定させたい時は、そのお水で紙を完全に濡らし、乾いてからその紙に相手への感謝や実現型の未来を断定言い切りの文で書いてから誰にも見つからない場所に保管してください。

ご自身の金運をアップさせたい方は、そのお水で五円玉や五百円玉を洗ってお財布に入れておかれることもお勧めです。

ご自身の運気アップや現状打破には、お風呂に入るときに頭からそのお水をかけて、叶えたい願いを唱え、その為に自分が変わる、または自分が出来ることを宣言する形で唱えてください。


月のパワーは、変化や実を結ぶことに助力することを好んでいるようです。


健康維持や現状維持のような場合は、感謝の言葉と一緒に願い事を・・・

願いの成就に関する場合は、実現型（○○する。○○になる。という言い切り）の形で、願い事を・・・


最初に申しましたように、おまじないを最大限活かすには、自身の浄化や安定が大きなポイントです。

月の光を浴びたお米とお塩でそのパワーをいただき、お水で開運や運気アップに繋げてみてはいかがでしょうか。

秋は実りの季節です。
皆様の願いや安寧が、実りとして叶いますように・・・