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占い師ブログ

続魂みがきの人たち(3)

誉清(ヨスガ)先生

2015/02/20 00:33

誉清(ヨスガ)先生

続魂みがきの人たち(3)

HY社長との出会い
約束の時間に居酒屋のツボ八に行くと、社長はもうビールを飲みながら待っていました。
「先日は。お忙しい中お会いいただき、ありがとうございました」とお礼を言いますと。
「ま、座れ。先ずはビールでいいかな?酒は飲める口かい?」
「はい、酒は強い方だと思います」と言うと「俺は基本的に酒を飲まんやつは信用しないことにしてる」
「はあ、でも体質的に飲めない人もいますよね」
「そんなことは知らん。とにかく俺は飲めんやつは信じ無いことにしているってことだよ」
「まあ、今日は俺があんたと飲もうかと思って誘ったんだから、俺がご馳走するから遠慮なく飲んでくれ」と言ってくださり、この日結局、二人は午前1時の閉店まで語り明かすことになりました。
その中で、私は経営者としての過去の失敗や反省を話しましたが、その時社長は彼の衝撃的で、壮絶な生い立ちからの半生を語り始めたのです。
「あんた驚くかも知らんが、俺は中学校も出とらんのよ。
中学校中退、まあ学歴的には小卒だな。
俺のお袋は俺が中学校の時に死んだんだ。
実は、お袋は殺されたんだよ」
「ええっ!…本当ですか…!」
「本当だ。当時、セールスを装って家に来た男に財布を狙われて、首を締められて殺されたんだ。
男はお袋を近所の空き地に埋めた。
だから親父や俺たちにしたら、お袋が突然家出して行方不明になったと思ったさ。
警察に届けたんだけど、結局犯人が捕まって、後でお袋が埋められたのが分かったんだ。
そんなことは俺は知らないもんだから、その空き地で野球してた。
俺は埋められたお袋の上で野球して遊んでたんだよ」
社長はそんな感じで突然、衝撃的な過去を話し始めたのです。
「そん時から、親父は人が変わったように成っちまって、毎日酒飲んでは、兄ちゃんたちや俺を殴ったりしてあたるようになっていった。
俺はだんだん家が嫌になったわけさ」
「えー!そんな辛い少年時代があったんですね…」
「でも、そん時中学校に若い優しい男の先生がいて、いつも俺に特別に目をかけてくれてたな。
心配してくれてたんだろうなきっと。
親父がいつも俺の弁当作ってたんだけど、今考えてもまずそうな弁当だった。
でも、先生いつも俺の弁当見て、H、うまそうな弁当だなあ、なあ先生の弁当と交換してくれないかって、
俺、いつも先生のおかずいっぱい入った弁当食べてさ。
先生、俺のこと不憫だと思ってたんだろうなあ。
俺、そん時そんなこと全然分かんなくて。
いつも、変だなあ、先生俺の弁当好きなんかなあって思って、バカだよなあ」
私は聞いているうちにもう、涙が止まらなくなっていました。
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