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誉清とオカマ(8)

タイを訪れていた時、バンコクでオカマストリートに迷い込んでしまいました。
その通りに入った瞬間、なんか雰囲気が変だと思ったのですが、すでに遅かったのです。
気がつくと右見ても左見てもオカマチックな人ばかりです。
いつの間にか私の手首をガッツリ掴んで離しません。
もともと男なんですからその力の凄いこと、店の方に引きずられて行きます。
「リアック ルアット！」(警察呼ぶよ)片言のタイ語で言うと手を離しました。
友達の友達がタイ警察の幹部なので何かあるたびにこれを言うことにしています。
そしてまた、数メートル進むと別の店に引っ張られ、何回かこれを繰り返してやっと通りを抜けました。
二度とあの辺には近づかないようにしました。
そんな時、私がタイにいる間にと、日本から友人たちが遊びに来て、私が観光案内をすることになりました。
タイの美味しいレストランを案内したり、有名な水上マーケットに一緒に行ったりしました。
そんな中、友人たちがニューハーフショーのパンフレットを指差して「ここってどうかな？」と言ったのですが、私は当然即刻却下いたしました。
そのパンフレットには「魅惑のニューハーフショー、総勢200名のニューハーフがあなたをお迎えします。」とか書いてあるじゃないですか。
そんなの絶対！無理です！
そんなところに誉清が行ったりしたら、まるで蟻の群れに角砂糖を置くようなものじゃないですか！
ああ考えただけでも恐ろしいと思いました。
という訳で、そろそろいかに誉清がオカマにモテるのかご理解頂けましたでしょうか。
それでは、オカマシリーズはこれくらいにして、次回はまた「続魂みがきの人たち」として私が今まで出会った人達について書いてみたいと思います。
銀座のT社長との続きはもう少し、いろいろあるのですが、T社長の話に少し飽きてきたので、T社長のことはまたのちほど書くことにします。
あの後、私の会社は倒産して自分も自己破産し、同時に離婚と家族崩壊となってしまいました。
そんなボロボロだった私を拾ってくれた、これまたパワハラ社長、
HY社長の話から始めようと思います。
また、下手くそな文章になりますが、よろしかったら次回からまたお付き合い下さい。