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占い師ブログ

誉清とオカマ(6)

誉清(ヨスガ)先生

2015/02/16 03:01

誉清(ヨスガ)先生

誉清とオカマ(6)

私がベンチャー企業を経営していた時代にも凄いオカマの人に出会いました。
魂みがきの人たちに出てきた銀座のママとは別の人です。
上場を目指して北海道に新会社を設立したのですが。
資金調達のために、当時よく東京でN氏という上場コンサルタントと打ち合わせをしてました。
そのN氏と食事をしようということで、六本木にある彼の知り合いの牛鍋屋に行ったことがあります。
そこの経営者はN氏の古くからの友人で、他にも飲食店を経営しながら、同時に書家でもあるオカマの人でした。
食事の後、特別にその人が趣味でやっている隠れ家のようなお店に連れて行ってもらいました。
変わった店で従業員は一人もいません。お酒は自由に飲めるように何本もテーブルの上にに置かれています。
カウンターの中に入っている人もお客です。
会計は別に無くて、カウンターに大きなガラスの花瓶があってそこに各自気持ち程度のお金を投げ入れるシステムだそうです。
そこに集まっている人たちも普通の人たちではなさそうで、芸術家やテレビ局関係者、有名企業の重役など、ママ(そのオカマの人)が気に入った人しか入れません。
そこでしばらく飲んでいるとママがやって来ました。
N氏と私とママの三人は、他のお客から少し離れたテーブルで飲み始めました。
店の壁には迫力のある極太の毛筆で書いた大きな掛け軸がいくつも掛けられています。
これらは全てママが書いた物だそうで、どれも百万単位の値がつくそうです。
ママの手を見て気づいたのが、冗談のような巨大なダイヤモンドの指輪です。
ママが言うには「これ?本物よ。3億で買ったの。でも、この指輪バカになんないの。
よく百貨店の展覧会なんかに貸し出すんだけど、貸し出し料が1週間で30万。
うちの女の子より稼ぐわよ」とのことです。
そして、ママは壮絶なこれまでの半生を語り始めました。
「今でこそオカマとかニューハーフとかオネエなんて言われて、ある意味市民権を得ているわ。
でも私の若い頃はもう、人間扱いなんかされなくて、周りの人にはまるで汚いものを見るような眼で見られたものよ。
子供たちは、男女(オトコオンナ)と呼びながら石をぶつけて追いかけ回したりで。
泣きながら泣きながらやっと生きて来たわ」それを聞いて私は、ああ、なんという大変な修行の人生なんだと思いました。
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