
走る車を止めて、運転席から飛びたしたと思ったら、道の真ん中にうずくまる鳥を捕獲してきたらしい。隣に座る私にあっという間に渡されたウグイス色の鳥は、雀より小さくて、真っ黒な艶のある目をしていた。見たことのない鳥は、見たことのない人間の手の中にいて、大人しくじっとしていた。どうやら車にぶつかった様子。いったい、どのくらい道に座りこんでいたのか、よく車に引かれもせずにいたものだ。
手の中の鳥は、思った以上に熱かった。運転席の友人が「小さい生き物は、体温が高いのよ」とブンブン運転しながら、教えてくれる。
優しいこの人は、色んなことをよく知っている。
鳥は、これから私たちが、川沿いの水鳥たちも沢山くる広い日本庭園に行くところだと、知ってるふうだった。
同乗していた人たちは、医者に連れて行くか?スケジュールが推しているからどうするか?などと心配していたけれど
車の中で人の手に温められて快復したのか、目的地に着いて、もう一度その黒い目を見ようと手を緩めた途端、サッサと力強く飛んでいってしまった。
少しの間、私たちの可愛い子供みたいだったその鳥を見送って、ちょっぴり寂しく安堵して
さあ!あとは信じましょう!
と、日常に意識を変えて。
精一杯の愛を、みんなで味わった後は、日常の色もちがっている。
モミジが先だけ赤くなっていたのを指して誰かが、「ウスモミジというの」と言った。
さっきの鳥は、調べたら、ムシクイという名がついているらしい。
なんとも実利を優先した名前だ。
クチバシ見て、虫を食べるんだろうとは思っていたけれど、もう少し何とかならなかったのか、と思ったが、時間が経つと、やはりそれはそれでいい気がしてくる。
おさまるところに、物事はおさまる。
スズメは米俵持って来ていたけれど、あの子は虫かな〜(o^^o)とからかわれて!
助けた本人の、要らない!との即答に、清々しく満足した、今日のひとこま。♡(^-^)♡
菊理∧( 'Θ' )∧☆彡
最後には清々しく | 菊理(くくり)先生|電話占いカリス