私達が子供の頃、基本的にアイドルはソロだった
もちろんそれぞれのファンは沢山いたが、どのアイドルも(グループ・サウンズ以外は)一人で活動していた
某Jグループでさえ「単独アイドル」が居た
だが現在、アイドルで単独行動している人は多分居ない
その殆どが…というより、ひょっとしたら全員がグループなのではないか?と思う
しかも昔のグループといえば、せいぜいが10人未満(5人程度)だったと思うが、正直全員の名前は知らない(特定の一部の有名になる人しか知らない)事が多い
しかし今では「ある一定の時期で卒業し、その後新たな人物が補充される」ケースが多いようだ
時々「知らない人が卒業する」と報じられ「初めて見た」って事もあるので驚きだ
尤も若い人たちには区別がついているのだろう
下手したら「50人近いグループ全員知っている」かもしれない
昔、私の母が「エンゼルハットを被った某有名アイドル歌手」の区別がつかないと言っていて、私は「え゛ーーーーーーーーーっ」と激しく驚いたことがある
昔、アイドルを辞める＝引退だったので、アイドルだった人が「役者の道に転向する」事が多かった
今では「その人最初から役者じゃなかったの?」って人さえいるかも知れない
いや、アイドルから転向した人が多いのだ
当時のアイドルといえば、グラビアアイドル・雑誌表紙モデル・雑誌のインタビュー記事など全てを行っていた
某アイドルなんかは、絶頂時には毎日の睡眠時間が「車移動の最中が殆ど」で睡眠時間が3時間しかなかったと話していた
そしてそれは「どのアイドルにも共通」らしかった
今のように「芸能事務所のコンプライアンス」みたいなものが殆どなかった時代なので「稼げる間に(人気が無くなる前に)1円でも多く稼がせよう」という感じだったのだろう
それは一般企業でも同じことだ
昔のCMの中には「24時間戦う」というものがあった
つまり滋養強壮剤を利用してでも「より多くの時間を仕事やプライベートに費やす」的な意味だ
だが昔の場合は特に「プライベートに使う時間があるなら仕事しろ」という風潮だった
見た・聞いたことがないだろうか?
特に刑事ドラマなどでは「家に帰る時間もなく署に泊まり込み」的なこと
多分現代ならコンプライアンス的に・人道的に完全NGではないだろうか?
昔のサラリーマンは「風呂・めし・寝る」しか言わない的なこと聞いたことがないだろうか?
何故だろう、当時はソレが普通だった
会社の飲み会では欠席できず「会社の命令は絶対」という風潮だった
そういえば当時は「社内旅行」もあって、同様に欠席できない雰囲気だった
少しずつでも世間は代わりつつあって、「昨日までは当然だったこと」が「今日からは一斉に方向転換」的なことが沢山ある
昔の感覚で育ってきた人間には(例えばセクハラとかパワハラとか)すぐには直せないことも結構あるように思う
だって自分のときには「それが当たり前だった」のだ
それでも今後も「少しずつでもいいから、よりよい社会に向かってほしい」と思う
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