現実は別として、私の印象としては「お見合いは口実で、実際はお見合いしたら断れない」という印象が強い
実は私の従姉妹がお見合いだった
学生時代から旅館の手伝いに駆り出されていた従姉妹は、それこそ学校からもとんぼ返りで帰宅し、帰ったらすぐに旅館の手伝いをしていた
だからアルバイトという名の「親戚のおばちゃん」とか「近所の人(車で5分)」とかとしか交流がなかった
学校も女子大で、旅館のためにと「調理師免許が取れる学校」に行かされていた
だから変な話「恋愛経験もない」ような感じだった
いや心の中では「好きな人」位は居ただろうが、とても男性とお付き合いできる環境ではなかった
その従姉妹がお見合いすることになった
本物のお見合いだ
気に入らなければ断ることも可能なお見合いだ
ところがお見合い相手の男性に一目惚れした
相手の男性は元々調理師免許を持っている男性だった
性格も(後になればちょっと頑固なところはあるが)人当たりが良くいい人だった
何より調理師免許を持っている(特に和食系の会席料理が得意だった)から、おじさんは「バンザイ」だったようだ
(実は叔父さんもマスオさん的な感じだった)
名字は叔父さんの名前だが旅館に入って旅館業務の一切を取り仕切っていた
養子というヤツだ
私達の若い時代には、男性が養子に入る(マスオさん状態になる)というのは一般的に「家族が許さない」事が多かった
ともかく従姉妹の見合いは見事に成功し、そこから彼女は恋と夫を同時に手に入れた
あの奥手の彼女がよく頑張れたと思う
つまり「恋」だったのだろう
「見合いで一目惚れすることもあるんだ」と知った
後になってみると、私の従姉妹も結構気が強いところがある事を知った
いや、勿論叔母が亡くなってからは「おかみ」なのだから心配していたが、心配など不要だった
「いつでも庇ってあげなければならない」か弱い従姉妹だったが、気づけば私以上にしっかり者になっていた
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