私は以前(多分15年位前)に誹謗中傷されたことがあるらしい
あるらしいというのは「自分で見たわけではないので事実は知らない」という事だ
内容も自分で見たわけではないのでよく知らないが、どうやら「私は父母が相次いで亡くなって頭が狂った」的なことを書かれたらしい
「頭が狂った」みたいな書き方ではなかったのかもしれない
例えば「病んだ」とか「変になった」とかみたいな書き方だったのかもしれない
そもそもその人は「私を名指し」した訳ではないらしいので、ひょっとしたら全くの別人に対する言葉だったのかもしれないが、父母を相次いで亡くしたことと、時期的なことを考えるときっと私のことなのだろうと思う
世の中には善意で「チクる」人が居る
私に教えてくれたその人も、多分善意以外の何物でもなかっただろう
あれから何十年も経っているのでやっと言えることができたことだ
だが正直「余計なお世話」的な側面もある
その人が私に言わなければ、私はその事を一生知らずに過ごすことができただろう
そもそも知ったところで(相手は匿名なので)「勝手に腹立つ」事以外に出来ることはない
また当時は「他人の言葉」に構っている余裕はなかった
父母が立て続けに亡くなったので、しかも二人共本籍が東京都だったのでそりゃもう手続きが色々大変だったのだ
一般的に「本籍」というのは一生の間で「結婚した」「養子に入った」ときなど以外には変更しないものだ
結婚した時には夫の戸籍に入るので籍が変更になる
それ以外には「養子として迎えられた」ときなどにも籍が変わるが住所変更などのように「引っ越すたびに届けをする」ものではない
そんな事したら自分が死んだ時に「とんでもなく面倒」になるからだ
自分が移動した本籍地全ての戸籍謄本が必要(取り寄せないといけないし1通500円前後の費用が必要)になるし、全てに「死亡届」というか「戸籍の抹消届け」が必要になる
養子に入った時にも戸籍には「養子として入籍」と明記されるので、「大学入学時の戸籍謄本から養子であることがバレた」的なことが起こったりするのだ
それはさておき、誹謗中傷は時々事件化することがある
相手が訴えを起こせば裁判になるのだ
だが基本的に「裁判をする」にはお金がかかる
裁判事態は高くはない(50億円の損害賠償請求でも裁判にかかる費用は1万円程度なので、基本的には数千円)のだが弁護士費用が高い
数十万円以上掛かるのが普通だ
だから多くの場合は訴訟すること自体を諦めるor直接復讐する人も中には居る
また芸能人などの場合は「訴訟する」事自体が本人の悪評になりかねないので(面白おかしく週刊誌に掲載されたりするので)訴訟に発展することは殆どない
訴訟して勝ったからと言って「特とは限らない」のだ
自分が勝てば「主張が認められた」と少なくとも自己満足は得られるかもしれないが、認められる損害賠償金などは満足できる額ではないことが多い
場合によっては弁護士費用等で足が出る(赤字になる)ことも多いようだ
また裁判では勝てても「疑う人」というのは消えない
時々芸能人などで「謝罪広告」の掲載を求める人が居るが、そんな風に相手が認めて謝罪を得る以外には「疑う人」は消えないのだ
それにしたって私達一般人は「ふ〜ん」で終わってしまう
謝罪広告が掲載されても信じない人が居る可能性は捨てきれない
そして裁判をしたら「記録が残る」ので、自分が我慢して「人々が忘れる」のをひたすら待つというケースが多いのだろう
これまでにも誤情報で酷い目にあった人が居たが、その人達に対する賠償などは例え訴訟で勝ったとしても「本人が納得できる」ものではないだろう
苦しめられた期間に見合うものではない
まぁつまり、訴訟をして勝ったからと言って「誹謗中傷された過去や心の傷」は消えないのだ
誹謗中傷する人は、多分それを自分がされた時の気持ちなんか考えることもない
場合によっては「私が懲らしめてやる」的な正義感さえ持っているから手に負えない
納得はできないだろうが、やはり無視が一番なのかもしれない
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