実は基本的にご祝儀の金額やお香典の金額は決まっている
相場価格みたいなものがあるのだ
そして祝儀袋や香典袋も「中に入れる金額」で区別されている
祝儀袋や香典袋には袋の後ろに価格表が記載されている
○円入れる場合はどの袋と決まっているのだ
私は若い頃そんなこととはつゆ知らず、友達の祖母が亡くなって通夜に参加することがあった
当時の私はまだ20代だったし、そもそも友達の祖母には会ったこともなかったしなので「2,000円」包むことになった
5,000円以上だと「香典返し(相手の手間)」が必要になるのだそうだ
だが2,000円ならお返し不要なのだという
ちなみに祝儀・不祝儀半返し(半額のお返しが必要)とされている
お葬式のマナーも何も知らないので「家族に掛ける言葉」や、前の人を真似して「お香典を上げる」身振り手振りを必死に覚えた
低額を入れたので「一番安い香典袋」を使わなければならなかったのだが、入れる金額も安いしせめて袋くらいは…という安易な思いから1000円くらいする立派な香典袋を使ってしまった
高額な香典袋というのは「高額を入れる用」なのだと知らなかった
善意で…好意で、あえてキレイで豪華な溝引き付きの香典袋を選んだのだ
ちなみに昨年息子の嫁さんのお父さんが亡くなった
コロナ禍だったので葬式を行うかどうかも迷ったようだが、死因がコロナではなかったので敢えて葬儀が行われた
息子の嫁さんの父といえば「親族」扱いなので、私は10万円を包まなければならない
ところが10万円の香典なんて包んだこともないから、そんなものは(10万円用の香典袋)家にはなかった
叔母の葬儀の時には弟が「○○家」という形で10万円包んでいたので、妹と私はそれぞれ3万円ずつ包んでいた
なので途中でコンビニで買えば良いと軽く思っていた
(弟はいつも親戚の近所の山の中の小さいコンビニで買っていたので「あって当然」と思っていた)
ところが最初のコンビニには高額用の香典袋は売ってなかった
次のコンビニには5万円用の香典袋しか売ってなかった
一応万が一のために5万円用の香典袋を確保し東名に乗った
東名降りてすぐの場所に斎場があったので、近所を少し走ってもらってやっと10万円用の香典袋をゲットできた
途中で息子に電話をして「10万円用の香典袋が見つからない」ことを伝えていたが、息子は「家にならある」と言っていたが「今は持ってない」と言われ、どうしても無かったら「5万円用の香典袋になると伝えておくよ」と言ってくれた
結果的には10万円用の香典袋がゲットできたのだが、恥をかくところだった
若い頃のように「知らなかった」って笑ってごまかせる年ではない
当然だが祝儀袋にもそれぞれ相場があるし「袋が決まっている」のだ
一般的なのは「結婚式で渡す」ご祝儀だ
友人の場合は一般的に3万円(奇数の枚数)とされている
結婚式では割れる数字が(別れを連想させるから)「凶」とされているのだ
1万円では少ない、2万円では偶数枚になるので必然的に3万円となってしまうのだ
それ以外にも出産祝いとか入学祝いとかにも祝儀袋を使う
一般的に祝儀袋に入れるお札は『新札』を使用する
逆に香典袋に入れるお札は『古いお札』を使う
もし新札しか無かったら「わざと折り目をつけて(真ん中に折り目を入れて)」入れる
また香典袋の表書きは薄墨を使うとされている
悲しくて涙が止まらない(なので墨が薄まってしまった)という意味があるそうだ
薄墨用の筆ペンがご丁寧に販売されているので見たことがある方も居るかもしれない
だが最近では「筆ペン」とも限らないし「薄墨」とも限らないようだ
細めのマジックやボールペンということもあるらしい
ちなみに祝儀袋も香典袋も「完成形」で販売されている
だから元の形に戻せば問題ないのだが、裏の折り返しの部分が上下のどちらが上だったか忘れてしまいがちだ
何でもいい訳では無い、決まりがある
慶事は「下が上」になるように包み、弔事は「上が上」になるようにすることが決まっている
これは「嬉しいことはこぼれ落ちないよう下が蓋になる」ように包み、弔事の場合は「悲しいことが流れ落ちるように上が上になるように包む」のだと決まっている
その他にも「中に入れるお札の向き」だとか様々なことが決められていて、慶事と弔事では逆になっている
今時はあまり気にしなくなっているかもしれないが、一応マナーなので覚えておくと良い
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