相談者の中には「睡眠障害」をハッキリ自覚している人も多々いる
体を疲れさせれば自然と眠気が来るものなのだが、現代人には「時間がない」人が多い
食事したり、買い物したり、趣味をしたり、スマホいじったりアフター5でも結構やることが沢山ある
運動などで体が疲れれば自然と眠気は来るのだと思うが、私の場合は仕事が終わったら慌てて買い物して家に帰り夕食の準備
それと同時にお風呂の準備をしたり(当時のお風呂は今どきみたいに勝手にお湯をためてくれるものではなく、お水を溜めて沸かしながら時間が来たら火を止めて…などの手間があったし、子どもたちが入浴後には洗濯をしなければならなかったし…)洗濯だって洗濯機を回すだけとは言えそれなりに時間が掛かるし、子どもたちの後自分がお風呂入る頃にはお湯が冷めているし…
もう一度沸かし直しと思ってテレビを見ていると沸かしすぎたり…
深夜にホッと一息つく頃にお酒を飲み始めるのだが、自分では「疲れた〜」と声に出るほど疲れているはずなのに恐らく体はあまり疲れていなくて(事務作業みたいなものだから)精神的なストレスだったのだろうと、今は思う
だから私はずっと不眠だった
ベッドに入ってからも最低でも3時間位は眠りにつけず、もう1時だ、もう2時だ、早く寝ないと明日起きられない…的なのが毎日続いていた
夜中に何度も起き出してはお酒を飲んで、もう一回「寝れるかどうか試して」、また起きてお酒追加して飲んで…的なことの繰り返し
だから朝はいつもボーッとしていて「素敵な朝ね」なんて一生私には思うことがないと思っていた
眠くて仕方がないが無理やり体を起こし、準備をして会社に行く
会社で活動し始めてようやく体にエンジンがかかるという感じだった
なので「睡眠障害」の辛さは本当によく分かる
「早く寝なきゃ」と思うほどなかなか眠れなくなる
「夜中に目が冷めたら眠れなくなった」という人も居る
いわゆる「中途覚醒」というヤツだ
ついつい色々なことを考える、例えば仕事のやり残しだとか、彼との気まずい別れ方とか、言い訳とか…そんな事が頭をぐるぐる回り考えているとどんどん眠れなくなる
多分きっと、この「考える」行為が良くないのだと自分でわかっている
眠らなければ明日自分の体がキツくなるだけなので、「早く寝なくちゃ」と焦る
そしてなかなか眠れず暇なので、ついつい考え事をしてしまう
あっという間に朝は来て目覚ましに起こされるが、なかなか起きれない
いつまでもスヌーズかけて悪あがきする
そんなのがずっと20年以上続いていた
一番眠りにつきやすいのは「体の疲れ」だから、例えばジム行くとか近所を走るとかすれば良いのだろうが、子供が居るからそうもいかない
子供を置いて「走ってくる」という訳にはいかないし、子供が寝たからと走りに行って子供がもし目覚めたら「私が居ない」と大騒ぎになるだろう
で、結局眠れないから、短時間で寝られるようお酒に頼る
お酒は「眠りを浅くする」と分かっていても、グッスリ寝るには他にないじゃんと悪循環だった
ちなみに今の私は、たぶん30分とかからず眠れている
逆に言うと、多分以前の私は「ストレスだらけ」だったんだなぁと思う
不安なことばかりだった
頼れるものの存在がないこと(彼の有無とは別)や、子どもたちの全てを自分で決めなければならないストレス、仕事のストレス、子どもたちを生きさせるためのお金、時間に追われる生活、その上「子供会」だとか「PTA」だとか「学校行事のためにハンドメイドが必要」とか「体操服を洗わなきゃ」とか「水着を洗わなきゃ」とか…
「旗ふり当番」なんてのもあった
子どもたちの通学路の横断歩道に立って、子どもたちが安全に渡れるように「横断中」の旗をふる当番があるのだ
そういったストレスが全く無い現在、私は不思議と「睡眠障害」がなくなった
睡眠障害は実はとても体に負担がかかる
心にも負担がかかる
きっと本当は医者に行って見てもらうべき症状だ
だが「そんな時間はない」ときっと言うだろう
私の時もそうだった
そんな時間があったら、他にやらなければならないことが沢山あった
だがそれで結果的に辛い思いをするのは自分自身だ
結局自分がキツくなるだけだ
時間がないのは本当に理解しているが(そんな時間があるならラジオ体操の付添が必要、子供会の集金にいかなきゃ、寝たい、テレビゲームもしたい、漫画も読みたい、一定時間仕事で拘束される、掃除しなきゃ、夕飯作らなきゃ…)徐々に自分の体は老化していく
昨日は平気だったことが今日は辛くなる
自分の体をもう少し考えて欲しい
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