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私は「嫌いになって別れた彼」が2人だけ居る
あまり人を「嫌いになる」ことは誰でも少ないのではないだろうか?
ましてや「自分が付き合っていた彼」を嫌いになることってあるのだろうか?

それがあるのだ、実は…
彼との時間と私の生活時間が合わず酷い寝不足になったことがあったが(毎日30分〜1時間しか寝れなかった)、「もうダメだ」と思って別れたが、それでも決して嫌いになることは無かった
ただ「こんな生活していたら死んでしまう」と思い、頭が回らなくなり(好きかどうかの判断もできなくなって)、フラフラになって「もうダメだ」と思った彼でさえ嫌いにはならなかった

「こんなことで挫ける私を許して」…って気持ちだった

でも2人「嫌いになった人」が居た
二人のうちの一人は「先輩の紹介」で、先輩が「カッコいい・可愛い」と言うので何となく「そう思い込もうとしていた」というのはある
割と早い段階で親しい間柄になった
聞いていた話(ともかく「可愛い・何でも言うこと聞く・優しい」と言っていた)とは違い、なんだかとても支配的なところのある人で、結構私は言う事聞いていたと思う

車で40〜50分くらい掛かる、ちょっと遠い場所の人だったが、デートと言えば基本的に私が車を出していた
仕事で疲れたから来てくれるなら会ってもいいけど…的な言い方だった
どうしても会いたいという感じではなかったが「恋人同士っていうのは、普通週末は会うものだよね」と思っていたので私が車を出していたが、私にしては珍しく「別にどうしても会いたいって訳じゃない」と思い、ある時「じゃ今週は辞めとく」と答えたら態度が豹変して彼から「じゃあ俺が行く」と言った

その人は私に元彼が居た事を知っていたのだが、時々「お古の相手してやってる」的な言い方をされた
「中古品」的な言い方だった
まぁ彼の方も私を好きになりきれなかったからそういう態度だったのだろう
だから私も好きになりきれなかったのかもしれない
少なくとも「愛されている」と感じなかったし、私も「何が何でも別れたくない」と思えなかった

失礼な言い方になるが「どっちでもいい」的な感じだった

彼は「職場の先輩の後輩」だったので、結構彼女とその友達が口を挟んできた
「ねぇねぇ、なんか今日あまり口きいてないじゃん」みたいに…彼と私を一生懸命フォローしてうまく行かせようとしているのは明らかだった
だから何となく「別れにくかった」というのは間違いなく二人共思っていた

私が彼と「あまりうまく言ってないかも(すごく不満があった訳では無いが、二人の関係性を上中下みたいな表現をしたら中か下かも的な言い方をした)」みたいなことをその女性たちに話したことを怒っているようだった
後に知ったことだが、その女性たちの一人と彼は一度だけ関係を持ったらしかった
それが私に伝わることを嫌がった(だから彼女たちと仲良くさせたくなかった・あまり会話させたくなかった)のか、それとも私達の関係を彼女たちが冗談半分で話題にすることが嫌だったのか、本当はその女性との関係を進めたいと思っていた(だから私が邪魔だった)のかよく分からない
確かに彼は(見た目が)悪くはないタイプだったとは思うが、すごく私の好みという訳ではなかった

そんなこんなで別れた後「スッキリ」したのだった
で「私やっぱり彼のこと好きじゃなかったんだな」と思った
こういうのは本当に「珍しい事例」だと思う
だが別れてから時間が経てば経つほど「私、本当はあいつ嫌いだったわ」という思いが強くなっていった…いや、思い出すことは殆どなかったのだが…
そして言われた一言一言を思い出したりすると『なんで付き合っていたのか分からない』とさえ思うようになっていった

でもこんな風に「嫌いじゃないけど、とりあえず付き合う」的なものが男性側にあったとしても不思議ではないし、好きになりきれない事もあるだろうな…とは思う
どちらかと言えば女性よりも男性の方が「まっ付き合ってみるか」と簡単に思ったりすることが多い生き物みたいだから…