先日からやたら思い出す記憶がある。
それはある出会いの記憶。
ちょうど学校を卒業するころ未来が開けず大きな挫折を味わい、当時の私は八方ふさがりで出口のない暗闇の中にいると思っていた。
そんな時、友達…いや正確に言うと友達の母親からある官庁でのアルバイトの話が持ち込まれた。そして、そのアルバイトを仲介してくれると言う男性から電話があったのだが、その人は私を「就職できないダメ人間」とレッテルをはり、紹介者の自分が恥をかかないように「せめて挨拶だけはちゃんとしろ」と言われた。
会ったこともないオヤジから突然そんなことを言われ、すごく腹が立ったが友人の親の手前怒る訳にもいかずおとなしく話を聞き、おとなしく相手の指示に従った。が、どうにも腹の虫が収まらない。官庁だろうがたかがバイトとそのバイトの紹介者!そのバイトの面接の付添に嫌々やってくるそのオヤジとの待ち合わせに「清楚な両家の子女風」な装いでメチャクチャ「礼儀正しく」しかも「理知的で出来る女」を演出して出向いた。
会ってビックリした。オヤジだと思ったその人は、28歳の長身のイケメン独身男性だった。相手は私以上に驚いたようで、完全に舞い上がっているのがありありで言葉に詰まるし水はこぼすはで大騒ぎだった。もちろんバイトの面接は上手くいき……しかしその人は「バイトなどせずに地方公務員の試験を受けろ」と帰りがけに言ってきた。「試験勉強用の本をプレゼントする」「わからないところは教える」など等、食事でもしながらと誘われたが丁重にお断りした。この時点では私は変貌した相手の親切な態度より最初の電話の無礼な態度の方がその人の本性だと確信していて怒りの方が勝っていたのだ。
今思えば、あれがプチ見合いであったことが判る。私は知らされていなかったし、たぶん相手も知らされていなかったのだろう。もし最初から聞いていたらお互いに対応が違っていただろう。そしてその後の展開も。しかし、もし最初に聞いていたら、私はそのバイトの話事態を断っていただろう。そしてその人に会うこともなかったろう。つまり結果は同じ、どちらにしてもその人との縁はなかったということだ。
イヤ、違う!会わなければ関係はゼロだが、会えばもしかしたら私がイケメンにフラっとしたかも知れない。現に相手は会ったことで態度が変わったのだから。そのワンチャンスに掛けたということなのだ。
この記憶がよく蘇るのは、「何故守護は先に教えなかったのだろう?」と言う答えだからなのだと思う。守護が先に教えていればその苦しみは回避できたかも知れないが、再生の可能性もなくなるということなのだ。
それでも先に聞きたい!それが人間の性なのですよ。ね、守護の方々!
どちらにしても? | 魂姫(タマヒ)先生|電話占いカリス