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前回の続き・・・
話し出す言葉が見つからず変な人と思われるのを警戒していた私だが、突然泣き出した私は十分に変人だったので、思い切って話しを切り出した。「あのー、前にオスの三毛猫を飼われていませんでしたか？その猫ちゃん、お留守中に押入れで亡くなったりしませんでしたか？」と。相手のヒーラーさんは、びっくりしながらも「ひょっとして、近くにその子が来てるんですか？」と意外にもすんなりと認めて、2年前に亡くなった猫ちゃんの話しをしてくれた。そして「突然、しかも押入れで亡くなった意味が解らず、ずっと悲しい、寂しい、後悔している」と話された。
私は、当時の様子と猫ちゃんの今の想いを感じとったままお伝えし、ペット島に上がれずにいることも合わせてお伝えした。ヒーラーさんはその話しに泣きながら「ペット島に上がれないのは、猫ちゃんに悔しい気持ちが残っているからですか？」と。
いや、違うのだ！ペット島に上がれない理由は・・・
ペット自身の問題ではなく、飼い主が後悔しいるからなのだ。
ペットと一緒に過ごした時間は、幸せな大切な時間だったハズ。でも、いずれ別れの時は来る。それは必ずしもペットが先とは限らないが、残されたモノは喪失感、寂しさ、悲しみ、とマイナスの感情に包まれる。それ自体は自然なことなので、その感情でペット島に上がれなくなることはない。
しかし、後悔は違う。後悔は、その死を納得せず、どうにかしたかった。どうにか出来たハズだ。と！その想いは、ペットを引き止める力となり、結果としてペット島に上がれなくしてしまうのだ。
ペット島に上がれる条件の４番目は、飼い主である私たちがペットたちとの生活に満足し、精一杯生きたペットをキチンと見送ってあげること。なのだ。
ペット島にちゃんと入れないと、転生も起こらない。一方、ペット島のペットたちは、また可愛がってくれるご主人と巡り合う日を夢見て、転生の順番を心待ちにしている。

貴女が可愛がっていたペットは、今はペット島にいるの？
それとも、もう転生して貴女の近くにいるかも。
終わり