昔読んだ哲学書に面白い表現があったのを覚えています。
「事実」はたくさん存在するが
「真実」は一つしか存在しない。
もっと長い文章でしたが要訳するとこんな感じです。
最初はなんだか不思議な気持ちがしました。
ただ、自分なりに解釈していくとこういう事かなと・・。
昨日、こちらの気温は午前中14度。湿度40%。北よりの風、風速1メートル。
これは「真実」です。(少なくとも気象庁が発表している数値です)
先ほど夕方、私はお散歩仲間に
「昨日はお散歩日和だったわね。陽射しも少なかったから、思いっきりドッグランで遊んできたわ!」と話しました。
私にとってこれは「事実」だからです。
でも、そのワン友さん。キョトンとした顔で
「肌寒かったよーー。ずっと汗ばむ陽気だったから閉まってたパーカーひっぱり出してきたわよ。」
これが、ワン友さんの「事実」。
ご近所なので、気温が大幅に違う可能性もない・・
強烈な暑がりの私にとって「昨日は最高のお散歩日和」
ちょっぴり寒がりさんのワン友にとって昨日は
「お散歩がしんどい日」だったわけです。
そう、「事実」とはその人その人の捉え方。
よく鑑定中にお客様から
「昨夜、カレと喧嘩してしまって・・。ずっと既読もつかないんです・・。もうダメなんでしょうか?」と言ったお話を伺うのですが・・
お相手(カレ)のお心のエネルギーを読み解くと
「なんで彼女は僕が嫌だって言ってる質問を何度もしてくるんだろう?」と
お相手(カレ)から怒りより、悲しみのエネルギーが読み取れたり
カレからは「喧嘩」といった概念すら全く視えない時もあるのです。
果たして「喧嘩」は真実なのか?事実なのか?
お二人が今この瞬間も、相手に対して特別な感情(恋愛感情)を持っている。
これのみが「真実」だったりするわけです。
昨日の気温は14度。これが真実。
昨日はお散歩日和だった・・。これは私の事実。
真実はただひとーつっ!なんて言ったら
どこぞやの探偵さんみたいですが・・(笑)
私はしっかり「事実」とは区別して「真実」をお伝えするようにしています。
本日もご縁ある皆様の幸せと笑顔のお手伝いが出来る喜びに感謝。
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