
私は病院の屋上にいるのが好きだった…
ぼーっと流れていく雲や
落ちゆく夕日を眺めていた…
この自然の流れのなかで
生かされている自分のちっぽけな命を
自分の定められた時間まで
生きる…
ということが、どういうことか
なんとなくわかってきた頃である…
私は朝食前の早朝に
屋上で、以前習っていた『気功』を
やりはじめた
カンタンな体操のようなものである…
いつの間にか私の周りには
見よう見真似で、数名の入院患者が
同じ動きをする人たちがいた…
シッポのあった、あの奥さまもいた
私の退院の日も近くなっていた…
゚+..+゚+..+゚+..+゚
退院後しばらくして
私は湯ば〜ばの家に遊びに行った
湯ば〜ばは
冷やしうどんなんか作ってくれながら
もてなしてくれた
真夏だったと思うが
お昼寝をしよう…
と湯ば〜ばは、窓を開けた
マンションの7階くらいだったと思うが
いい風が入ってきた…
クーラー付けっ放しだけどいいの?
と私が聞くと
いいの!いいの‼︎
だってこの方が気持ちいいでしょ?
そのために
旦那が一生懸命働いてくれてるんだから…
と湯ば〜ばは言った
旦那様には悪いけど
レースのカーテンがなびく中
ヒンヤリとした風を感じながらの
お昼寝はとても心地良く
私は湯ば〜ばの、そんな自由さに
妙な解放感を感じ、うれしくなった…
゚+..+゚+..+゚+..+゚
実は最近
湯ば〜ばから10年ぶりぐらいに
電話がかかってきた
元気〜?
あたしゃ最近結婚したからさ〜!
と唐突に湯ば〜ばは言った
Σ(・艸・*)エェ!!
ととりあえず私のアタマは混乱した
私が十数年前にお邪魔したときは
すでに2度目ではあったが、旦那様がいたし
それに湯ば〜ばは還暦をとうに
超えてるのである…
あの〜?前の旦那様は…?
とおずおずと聞くと
死んだ!
と湯ば〜ばは
わりとあっさりと言った…
前のご主人へのお悔やみを述べ
三度目のご結婚にお祝いを言い
なんだか変な電話になったが
電話を切ったあと
なんだか湯ば〜ばらしい…
とクスリと笑えた…(*ノ∀<)
つまり
生きるということは
たくましいことなのである…
湯ば〜ばのような生き方でないにせよ
生きてるってことは
それだけで、みんなたくましいのである…
生きてるってすばらしい〜
+。:.゚ヽ(*´ω`)ノ゚.:。+゚
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