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先日、カリスのスタッフさんからインタビューを頂きました。
（インタビューはこちら）

その際に、私が占い師を目指すきっかけの一つとして
『２０年前のある朝、突然、一つの映像が脳裏に流れだしたこと』
についてお話いたしました。

そこではお伝えしきれなかったことを
こちらのブログでお届けします。

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私には背中の骨に異常があり、
中学生くらいの頃から20代半ばくらいまで
長らく痛みを抱えていました。
場所は肩甲骨の間のあたりです。

何度か病院で診断を受けましたが
治ることはないと言われていました。

日中も背中の痛みを辛く感じるのですが
起床時にはさらに痛みがひどく
起き上がることが苦痛でした。

時には痛みのあまり目が覚めるほどでした。
そのため翌朝の痛みを想うと
夜に床につくことにさえ気の滅入る日々を送っていました。

整形外科、接骨院、マッサージや鍼灸院…。
当時私はサラリーマンをしていたのですが
日中酷使した背中の痛みに耐えられず
夕方、残業を抜けてほぼ毎日何かしらの医療施術を受けに通っていました。

しかし、20年くらい前のある朝、
それが突如として完治したのです。


それはある年の4月の初めくらいだったと思います。
外には桜が咲いていました。

朝飯を済ませた後、出勤までに少しの時間がありました。
その日、私は背中の痛みに気を失いそうになりながら、
ソファーで体を休めていました。


すると突然、一つの映像が脳裏に飛び込んできました。



私は岩山の洞くつのようなところにいるようでした。
外に出ると眼下には中世のヨーロッパの城下町が広がっていました。

城を中心として町は壁に囲まれており、
日々壁門を出入りする馬車や行き交う人々の姿が見えました。

私のいる岩山からは手に取るように情報が見えていました。

どれだけの人が壁内に住んでいるのか。
どれだけの軍人や商人が行きかい
どれだけの軍備と食料が城内に蓄えられているのか。
つぶさに観察していました。

私はその城とは敵対する国から送られた兵士でした。
数人の仲間と共に行動し、故郷に様々な情報を送ること。
それが自分たちの使命でした。

私は…敵国からのスパイでした。

（後編につづきます）