若い方は、ご存じないかもしれませんが、
昔、一時、大手デパートには、
〇エレベーターガールさんに混ざって、
〇ホテルのベルボーイさんの格好をして、
〇顔と容姿が整った、
男性のエレベーター案内係のお兄さん
がおられました。
通称、エレボと呼ばれていました。
佑弦（ゆづる）は、若い頃、
その、エレボになりたかったのですが、
〇容姿的な問題と、
〇不況で、人員削減のため、
エレボが廃止された事と、
〇デパートの採用試験に落ちた事で、
叶わぬ夢で、終わりました。
でも、執念は、いつまでも続いていて。。。
先日も、平日昼間に、
デパートに行きました。
目的は、
〇一人で、「エレボごっこ」をする為です。
〇デパートの奥にある、
〇空いているエレベーターまで行き、
〇誰もいないエレベーターに乗り、
〇扉のボタン近くに立って、
「閉」のボタンを押すと、
自分の世界に入ります。
６階のボタンを押し
動いている間に、
佑弦（ゆづる）「リビング・美術のフロア、
６階でございます。」
と、誰もいない、エレベーターの中で、
一人で、案内をして、
６階に着くと、
扉の前に、
手を斜め４５度に真っすぐ出して、
扉が開くのを待ちます。
（佑）（あ〜、楽しい。
憧れのエレボ気分。）
ここで問題は、
扉が開いて、
もし、他のお客さんがいたら、
怪しまれる事です。
扉が開いた瞬間に、
誰かが立っていたら、
〇斜め４５度に伸ばしていた手を、
〇すぐに、サッと、下ろして、
〇素知らぬ顔をして、
〇降りてしまわないと、
〇怪しまれます。
６階に着いても、
幸い、誰もいなかったので、
安心して、
「閉」の扉を押しながら、
閉まる扉の前で、
また、手を斜め４５度に出して、
次のフロアの案内を繰り返します。
そして、誰かが、このエレベーターに、
乗って来たら、
〇ゲームーオーバー
と決めています。
平日の昼間のデパートの、
人が少ない方の、エレベーターです。
そうそう、人に会う事もなく、
「エレボごっこ」を繰り返して、
〇気が済むか
〇乗り物酔いをするか
で、終了します。
（佑）（エレボを職業に、
したかったけれど、
しないで良かった。
たまに、エレベーターに乗るなら、
良いけれど、
ずっと、毎日、乗っていたら、
乗り物酔いをして、気持ち悪くなる。
たまにで、充分）
〇なりたくても
〇なれなかった
職業体験をして、満足しています。
その日は、
デパートでは、何も買わずに、
「エレボごっこ」だけをして、
帰りました。
デパートで、お勤めの皆さん、
すみません。
今度は、買い物します。
ちなみに、今のエレベーターは、
技術が、進んでいて、
庫内に、監視カメラが内蔵されていて、
警備の方が見ているかもしれません。
きっと、
〇この人、何をしているんだろう？
と思われている事でしょう。（笑）
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