①のような出来事を経験してから程なく、
私はふと、ある声を聞くようになりました。
「今日より、そなたの守護が入れ替わる」
朝のラッシュアワーの電車の中で突然頭に入って来る声。
"えっ⁈"
守護方のチェンジが満員電車の中で行われました。わけもわからず受け入れる私。
ただひとつ感じることが出来たのは、大変格の高い方ということです。
ここで知ったのは、守護の方というのは時に応じてクルクルと入れ替わることがあるということでした。
この時の体験を元に、現在も目的に応じて相談者様の後ろに、期間限定の高貴な守護者を降ろすということを時にしています。
私はその日から、折に触れ、瞑想をしながらその守護様に話しかけました。
どこから来たのか、私は何者なのか、そして貴方は誰なのか？等々。
その度優しく、まるで諭すようにひとつひとつ丁寧にその方は教えてくださいました。
また、足りないことは夢の中で教えてくれたようでした。
時々ふと学校のような場所で何かの講義を受けているような夢を見ました。
そして気が付くと、聞いたこともない知識を何故か知っていて、スラスラと答える自分がいるのです。
残念ながら、その知識は全ていわゆるお勉強のことではありませんでしたが。
それまではいつも自分の人生を神様のスパルタ教育と嘆いていた私でしたが、そのスパルタの意味を深く探っていこうと決めたのもこの時でした。
瞑想も始めましたが、瞑想の場所は何故か乗り物の中が一番適していると感じました。
特にバスの中はとても深い瞑想に入ることができました。
故人との対話、幼児期の自分の育て直し、アカシックレコード読み取りなど、瞑想とは言えないほど忙しくいろいろなことをしていましたが（笑）。
瞑想をして、目を開けるといつもより視界に入る色がクリアになり、それを成功の目印としました。
ある日は電車の中で、私は私の守護者に尋ねました。
"貴女の名前は？"
すると、額の裏側あたりにスクリーンのように、平仮名三文字が映し出されました。
その日は夜から新しくスタートするドラマが放映されており、私は何の気無しにドラマを見ていました。
主人公の服装が、なんだか昼間着ていた私の服によく似ているなとは思いながら、特に違和感を抱くことも無く見続けていました。
「お名前は？」
主人公が名前を名乗るシーンになり、彼女が口を開きました。
「よしのです。」
・・・！
私とそっくりの服装をしたその人が口にした名は、先ほど異次元の会話で聞いたそれと同じものでした。
ついさっき額のスクリーンに映し出された名前の一致に、暫し何も言えず呆然となりました。
それからも探求することを辞めない私に、様々な事象は降りかかり、不可思議な世界の存在を次々に垣間見、嫌が応にも確信することとなるのですが、この続きはまたの機会に。
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