梅雨の季節、体調がすぐれなかったり気が滅入ったり、思わぬ不調をお感じではございませんか？
東洋医学、五行の考え方に、この不調を引き起こす湿気を「湿邪」といい、邪気の１つと見なします。
湿が多すぎ(湿度が高過ぎ)ると、体内の余分な水分が外に出にくくなり、余分な水分や老廃物が体内に溜まってしまいます。
その体内に溜まった水分が冷えを呼び、血液やリンパ液などの循環を滞らせ、もっと代謝が悪くなります。
結果として、疲れやすい、下半身のむくみ、頭痛、肩こり・腰痛、関節のこわばり、お腹の不調、めまい・耳鳴り、強い眠気、胃もたれ、食欲不振・過食、肌のくすみ・肌トラブルなど、自律神経の乱れとホルモン系の不調が強く現れます。
また水分の排出や代謝が良い状態であれば外に出すことができますが、湿度が高いと汗をかいても蒸発しにくく、皮膚にベタベタと残り体温を逃がすことが出来ず、熱がこもることで思わぬ熱中症の危険性もあります。
邪気の１つというからには、心にも影響します。
例えば、気分が乗らなくなったり、くよくよと考えすぎたり、マイナス思考に囚われ前向きな考えができなくなったりと、いつもと違う感覚になります。
そして、自然界にある様々な邪気、障りという名の目に見えない変調を引き寄せてもしまいます。
これらの「湿邪」には、
・生もの・冷たいものを取り過ぎない
・半身浴や入浴で体を温める(特に下半身)
・薬味や香味野菜を積極的に取り入れる
・夏野菜の利尿効果を利用する
（ただし必ず加熱調理してから）
などが、簡単にできる湿邪対策です。
２１日は夏至でしたね。この湿邪と夏(五行では火)について、経絡や霊的な観点から、次回のブログでもう少しご説明させていただきたいと思います。
毎回のようにブログの最後に、待機が少なく不定期であることのお詫びを申し上げることを心苦しく思っております。恒例ではございますが、今月３０日に夏越の大祓神事が全国の神社で斎行されます。
今回も当日だけのお手伝いに神社にて神職の務めを果たすこととなっております。その為、先日より潔斎期間に入っており、身を清め、気持ちを引き締め、大祓神事に臨む所存でございます。どうぞ、毎年のこととご理解くださいますようお願い申し上げます。
７月より待機を今よりも増やし安定した時間数になるようにと思っておりますが、電話の世界では私はひよっ子、まだまだ未熟な駆け出しでございます。
当代として神事を勤め、直接ご相談を受ける時間、電話鑑定後の浄化、それぞれの御祈願にもかなりの時間を要しますので、どうしてもある一定の時間に限っての待機になってしまいます。
集中力や力の性質上、長時間や１日多数のご相談件数になることを控えさせていただくことも、至らない不束者と寛大なお心でお許しください。多くの皆さまのご縁をいただきながら誠に不甲斐ないことではございますが、ご理解とご懇情をいただきますよう切に願い上げます。
梅雨の季節、雨には浄化の働きもございます。少しでも湿邪の不調を解消し、快適にお過ごしくださいね。
皆さまの願いが叶うよう、笑顔の毎日、日々の安寧と平安を心からご祈念申し上げます。
画像は自生のドクダミの中に見つけた、園芸種ではない八重咲きのドクダミの花です。
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