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続魂みがきの人たち(11)

ネットワークビジネス始まる
TYさんに2次会に誘われたことで、ネットワークビジネスのトップリーダーにお会いすることが出来ました。
お名前はYEさん、紳士的な静かなタイプの方で腰の低い人格者とういう感じの人です。
私はこんな方がいる会社だったら信用できるのではと思い、前にもらっていたパンフレットを引っ張り出して来て、どんなシステムなのか良く調べることにしました。
それで分かってきたことは、結局、要は自分から広がる顧客会員の売り上げを問われているわけで、その毎月の販売額を元に収入が計算されるということのようです。
人から人へ繋がっていく形がネズミ講と勘違いされているだけで、自分を中心に顧客を広げて売り上げを伸ばして行くということでしたら、なんら普通の営業と変わらないと理解しました。
それからは、活性水素の浄水器を買ってくれたお客さんに同時にネットワークビジネスの商品も勧めるようになりました。
本当に不思議なのですが、この二つの仕事が私に霊能者の主婦の人と宗教家の経営者の二人への出会い(運命の出会いで紹介した人たちです)をもたらすことになるのです。
TYさんは、私が彼女のビジネスにも力を入れ始めたことで凄く嬉しそうで、「ねえKさん、貴方が勤めてる会社のHY社長にも貴方の傘下でこの仕事を始めてもらったら良いんじゃない？」と言って来ました。
私は「えー？どうかな。かなりの変人ですよ。それに僕の傘下ってところが引っかかるような気がするし、乗るかなあ。」と言ったのですが。
TYさんは、とにかくHY社長に会いたいというので、そのことを社長に伝えると「え？お前のお客さんで保険会社の先輩の人?その人がなんで俺に会いたいんだろう」
と言いながらも会ってみるというので、会社の事務室で三人で会いました。
社長はある程度TYさんの話を聞くと急に「TYさん、酒は飲める口か？」と言い始めて、私は社長得意の酒飲み判定をするんだなと思いました。
でも、そんなことTYさんに言ったら大喜びするわけで、というのは彼女は飲める口どころか、実は私も酒には自信がある方ですが、TYさんと飲み比べして勝てたことは無いぐらいで、彼女は大変な酒豪なのです。
そんなわけで、例のツボ八で三人は大酒盛りとなったのです。