電話占いカリス 口コミで当たると評判の占い師を厳選 初回最大10分無料

誉清とオカマ(1)

突然ですが、ご存知ないとは思いますけど、実は誉清は非常にオカマにモテます。
女性にはそれ程モテませんが、オカマには半端なくモテます。
これには本当に自信があります。
いや確信と言ってもいい。
この自分に備わったオカマモテる体質に最初に気づいたのが、大学在学中同時期に行っていた京都の俳優養成所の時です。
養成所で日本舞踊を習っていたのですが、その時の先生がかなりオカマっぽい先生で、この先生他の研修生には相当厳しいのに私にだけは特別扱いで非常に優しいんです。
扇子を落とそうが、左右の動きが逆であろうが「まあ、素敵！」「いいわ、その手先」「まあ、男らしい！」何をやっても褒めてくれるのです。
そのうち何処まで褒めるか確かめようと、踊りの最後をビートたけしのコマネチポーズで決めると、先生はそれが可笑しいと言って着物の袖で口を押さえて笑い続けた上で「貴方のユーモアのセンスは素晴らしいわ」と言って怒りもしないのです。
その時私は見回して確認する勇気がとても無かったんですが、多分そこにいた研修生全員の口がしばらく空いたままになっていたのは間違いありません。
そんな状態での何回目かの授業の時でした。
先生は私に近づいて来て、耳元で「貴方は筋がいいわ、今度特別に教えてあげるから、日曜日に私の家の稽古場にいらっしゃい」と仰るのです。
特別な稽古をつけてくれて日舞が上達するのはありがたいと思いました。
しかし同時に何か非常に嫌な予感がしたので、今は築地で偉いお坊さんになってますけど、当時研修生仲間だったN君に相談しました。
すると彼は「お前それってヤバくね。知らんのか？あの先生超有名なオカマだぞ！京都三大オカマの一人って呼ばれた、すんげーオカマだぞ！」
「京都三大オカマ…」初めて聞いたフレーズですが、なんか本当に最強のオカマのような気がして来て、だんだん怖くなって来ました。