電話占いカリス 口コミで当たると評判の占い師を厳選 初回最大10分無料

あなたらしく輝く幸せを叶える電話占い あなたらしく輝く幸せを叶える電話占い
初回限定新規のお客様は最大10分(2600円分)お試し鑑定キャンペーン中!
お客様サポート:03-6625-4518
新規会員登録
初回相談無料(最大10分2,600円分)

占い師ブログ

運命の出会い(13)

誉清(ヨスガ)先生

2015/01/30 09:35

誉清(ヨスガ)先生

運命の出会い(13)

宗教家S.Aさん
どーーん、どーーん、どーーん、という大太鼓の音で、神社での修行が始まりました。
この時点ではまだ、私の身に起こるあの神秘的な体験の予感はありませんでした。
畳の大広間に全員が正座したまま、出せる限りの大声でひたすら祝詞(のりと)を唱え続けます。
慣れない正座で膝は痛いし、足は感覚がないほど痺れながらの1時間。その後の10分間の休憩では、私を含めた数人が足を伸ばしながら小さくうめき声を出していました。
そしてすぐにまた1時間の正座と大声での祝詞。
この辺りで私は頭の芯が痺れたようになり始め、軽いトランス状態になって来ました。
休憩を挟んだこの計2時間の祝詞奏上が1日に4回行われました。
この行は私にとっては辛く、途中に受けた日本神道についての講義がまるで砂漠の中のオアシスであるかのように感じました。
昼には食堂で皆で食事をいただくのですが、会話は禁止されているので食事の最初と最後に唱える雨土への感謝の言葉だけが響きます。
玄米と人参やゴボウなど野菜が沢山入った一汁、それと白い沢庵が二切れ。
この質素な食べ物が唯一の楽しみでした。
夕刻に、それぞれ個人の悩み等に関する祈願祈祷が行われました。
その時に私の隣の男性が非常に気になりました。
祭壇に向かって住所と名前が読み上げられるのですが、隣の男性の住所が大田区田園調布、その深刻な表情を観ると「この人には一体何が起こったのだろうか」と勝手な想像が膨らんでしまいます。
その夜、深夜に全員が集められ、敷地の奥の方に有る水宮において特別の祈祷が行われるということで、皆で真夜中の山道を進みました。
そして山に向かって歩く途中、私に想像もしなかったようなことが起こるのです。
ページトップへ