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「ありがとうの言葉」

ありがとう。
言われて嬉しくない人はいません。

最近聴こえてくる言葉に、「ありがとう」を言ってもそれを「当たり前」として
捉えている人の多さに寂しさを覚えます。

その「ありがとう」が伝わらない時の寂しさが、今度は自分に向けられ自信喪失に繋がり
自分自身が出せなくなり、どうしたら「ありがとう」が伝わるのか試行錯誤しているうちに
心が離れ、別れに結びつきます。

「ありがとう」の反対語は、「当たり前」。

大半のお客様のご相談内容で圧倒的に多いのが、恋愛について。

ご相談者の抱えている悩みの中に、お二人の関係性が「当たり前」になって、相手の気持ちを考えずに
行動や言動が先走り、不仲になったり別れに至ることが多いようです。
特に、ご相談者よりもお相手の方に「当たり前」の気持ちが大きく、どんなに感謝の気持ちを以てしても
伝わらないことが多いようです。

やってもらって当たり前
傍にいて当たり前
つきあっているから当たり前
知っていて当たり前...
挙げたらキリがないくらい「当たり前」は目の前にあります。

「おもいやり」「いたわり」「いつくしみ」...

目に見えない想いを言葉に表すことは、受け取ってくれる相手がいるからこその言葉です。

「ありがとう」の語源は、「有り難し」。
「有り難し」とは、「有る(あること)」が「難い(かたい)」という意味で、本来は「滅多にない」や
「珍しくて貴重」という意味を表します。
仏の慈悲など、貴重で得難いものということから、感謝の意味として一般に広がった言葉です。

「ありがとう」＝「感謝」
この関係性を知っていながら、結果的にありがとうが伝えられなかったり伝わらなかったりで
思い悩むことがあったとしても、そこにはいつも「感謝」があることを忘れないでください。
そして、それは大切にしたいお相手にも伝えてください。

いつも皆様にお伝えしている言葉の中に、
「伝わっていないではなく、どれだけ伝えてきたか。
そして、伝えただけではなく伝わっているかは相手の言葉や行動で見て聞いて知ることが出来ます。
自分の想いに応えてくれないと思った時には、そこに当たり前の気持ちがあったのかもしれません。
それはお客様だけでなく、お相手の気持ちにも当たり前の気持ちがあって、あなたの言葉に甘えているのかもしれません。
なのであれば、本当の気持ちをもう一度伝えてみてはいかがですか？
伝わってないだけかもしれません。
伝えられていたということに気づかず、知らないだけかもしれません。
どのような気持ちか知ってもらうことも大切ですが、伝えることが大切です。」
とアドバイスさせて頂いています。

恋愛は、それぞれの想いがあります。
わかっているようでわかりきれないのはお互いさま。
相手のことを考えすぎて言葉が出ない時もあります。
またその逆も然りで、言い過ぎて不機嫌にさせたりケンカになることもあるでしょう。

そんな時は、傍にいてくれて言葉を交わすことの出来る相手がいることに感謝を込めて「ありがとう」という気持ちから
今の想いを伝えることが大切です。

自分の想いが伝わらないと思った時には、相手からの思いやりにどう応えてきたか、その想いを受け止めてきたかも
大切ですが、「ありがとう」の言葉にどれだけの感謝の気持ちが入っていたかを考えみてください。

せっかく出会ったご縁を「ありがとう」の気持ちや言葉に感謝が足りなく終わりを迎えるのは寂しいですよね。

「ありがとう」と「感謝」は　＝　イコールで結ばれています。
皆様のご縁も幸せで結ばれますように...