あなたは「祈り」と聞いてどんな光景を思い浮かべるだろう?
協会でひざまずいて静かに祈りを捧げる光景だろうか?
僧侶が静かにお経を唱える姿だろうか?
イスラム教徒が(敷物を敷いた)床に這うように祈る姿だろうか?
お百度参り的な光景だろうか?
それとも僧侶がごまを炊きながら念仏を唱える姿だろうか?
あなたは「祈り」に対してどんな風に思っているだろうか?
「意味がない」的に思うだろうか?
一応「何もしないよりはまし」だからするが「信じてない」だろうか?
確かに「祈ったからと言って願いが叶う」とは限らない
だが「お母さんが必死で合格祈願をし、遠くまで行ってお守りを購入する」姿を見てきたから「私も頑張らないと」という気持ちになる事もある
祈りによって「頑張ろう」という気持ちが強くなることもあるということだ
それでも、例えば「死んだ○○さんともう一度だけでも話したい」なんて祈りは叶うことはない
せいぜいが「夢に出てきて会話した」程度でしかない
だがそんなことは本人が一番良くわかっている
それでも祈ることで「自分の心」を落ち着かせ気を紛らわしているのかもしれない
「祈るくらいなら努力しろ」とも言われる
例えば祈る時間があるなら資格試験や昇給試験の勉強をしろ…的な
1本でも良いから走り込め…的な
もちろん努力は何より必要だ
例えば今時の人たちは「誰かが祈ってくれたから希望がかなった」とは思わないかもしれない
だが重要なのはそこではない
「自分のために祈ってくれる人の存在」だ
それはお母さんかもしれないし親しい友人かもしれないが、ともかくその人が「自分のために祈ってくれた」という事実
千羽鶴はただの飾りではない
沢山の人の思いがこもっている
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