「最近物忘れが酷いな」と思ったことは無いだろうか?
私は多分30〜40代の頃に良くあった
キッチンに来て「あれ?何しようとしたんだっけ?」みたいなこと…
雑巾持って歩きながら「あれ?何拭くつもりだったんだっけ?」みたいなこと…
自分のこと「最近ボケたなぁ」なんて思っていた
当時一緒に暮らしていた彼が「財布がない」と探し回っていて「どっかで落としたんじゃないの?」とか言いながら冷蔵庫を開けたら野菜室の中に財布があるなんて事があった
「ここにあるじゃん」と手渡したが本人は「何でそんな所に」と納得できてない様子
何なら「私が隠したのではないか」とすら疑っている様子
あれから数十年がたった今、そういう変な物忘れはほぼ無い
だが数日前にトイレにしゃがんだ瞬間に「こういうネタでブログに書こう」と思ったネタが浮かんだ
実は私はブログのネタは既に数十個あって、タイトルだけのもの(後で書けばいいやと思ったもの)や、ほぼ完成しているもの、完全に完成しているもの、途中まで書いたが気分が変わってそのままになっているもの全て含めると、多分30〜50個くらいはある
更に大体1日に3記事くらい増えている
それらをある程度読み返して「コレにしよ」と思ったものを投稿している
結構その時の気分やノリで書いたり選んだりしている
昔からの癖だが、私はブログに「返信」を求めていない
自分の思ったことを書き殴りという感じだ
で、トイレでいきなり「あっ!!この内容で書こう」と思ったものがふと浮かんだ
だが、トイレから出たらその内容をすっかり忘れていた
どんなに思い出そうとしても思い出せない
自分が「書こう」と思ったのだから、多分結構思い入れがある内容なのだと思う
なのに破片も思い出せない
随分昔に「記憶が飛ぶ」という経験を良くしたのだが、ここ10年以上の間でそういうのはほぼ無かった
玄関まで来て「何しようとしたんだっけ?」みたいな記憶の飛び方は何十年もなかった
最近チョクチョクあったのは「言葉が出ない」みたいなことだ
「ふさわしい単語があるはずなのだけど、そのワードが出てこない…」的な…
「知っている」じゃなく「記憶にある」でもなく、昔からよく知っていてなじんでいるというような意味の言葉って何だっけ?
えっと「苦労しなくても出来る」みたいな…「根回し」とかは全然違う意味だし、「存じ上げる」とかでもないし「幼なじみ」とかでもないし、「馴染み深い」でもないし「私の頭の中にある言葉を端的に一言で表す言葉があったはずなんだけど…」みたいな
「興味深い」でもなく「私に任せろ」とかでもなく「誰でも出来る」でもなく、でも割りとそれに近かったような…あぁ思い出せない的な…
そして全然関係ない時にポッと思い出したりする「ああ""直感的操作""って言葉だ」みたいに…
多分こういうのが本当の「老化」なのだろう
自分はその言葉をよく知っていて、何ならよく使っていたはずなのに出て来ない…
年寄りがよく「あれ…、ほらアレよアレ、何だっけ、ちょっと色々言ってみて、それじゃない、そうじゃなくて」みたいな感じのやつだ
必ずどこかの引き出しには入っているはずなのだが、その引き出しが見つからない的な…
若い頃に一時的に物忘れしたりしたのは、多分ストレスだったと思っている
だが今のは多分「老化」というやつだ
もし老化とは別に「何か最近物忘れが」とか思ったら、ストレスを減らし、好きなことを沢山して、好きなものを食べ嫌なことを忘れる努力をしてみたらどうだろう?
案外「知らないうちに治っていた」なんてことも起こりうる
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