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（『キャリアウーマンとして＜2＞（過去生）』からの続きです）



次に、彼女が調理場の隅のテーブルで
食事をしている場面が見えてきました。

青い陶器製のお皿にスプーンで
豆かスープのようなものを
口に運んでいるようです。


その家の主人達は
すでに食事を終えたのか
そばではお母さんが、
夕食で使用されたお皿を
拭いています。


スプーンや食器の音が
ガチャガチャ聞こえます。


その時、
女主人が調理場に入ってきました。
母親に何かしら
伝えたいことがあったようでした。
それがいつしか、
世間話のようになっています。


すると、突然、
そこへゴキブリ
（もしくは何かしら虫のようなもの）が
出てきました。


女主人はヒステリックに興奮しています。


お母さんは、
虫を窓から逃がしたか
ぱちっと踏みつけたか、
何かしらの処理をしました。


しかし、
感情が高ぶった女主人は
思わず、お母さんの頬を
平手でなぐりつけました。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



夕闇後の夜道を
一人歩く少女の姿が見えます。

空にはほっそりとした
下弦の月がてらしています。


牧場の向こうには
雑木林があって
虫の音やふくろうの声が聞こえます。



少女は一人で家へ帰ります。