実は鬼の色は
赤・青・黄・緑・黒の「五色の鬼」。
この赤・青・黄・緑・黒の鬼の色は
『五蓋』(←『ごがい』と読みます。)という人間の煩悩の種類を表しているのです。
五蓋は、仏教における瞑想修行を邪魔する5つの障害、いわゆる「5つの煩悩」の総称です。
「蓋（がい）」はフタ。
文字通り、止める、妨害するという意味で、
認識を覆う障害のことをいいます。
「人間が誰しも持っている負（マイナス）の感情のこと」を意味し
『人はみな五蓋を持って生まれてくるけれど、自分の心から五蓋（5つの煩悩）をなくせば心穏やかに過ごせる』
という教えです。
その五蓋、5つの煩悩が「５つの鬼」に例えて色分けされているのです。
・赤鬼 欲深い／「もっと欲しい、もっともっと欲しい」
『貪欲（どんよく）』
欲望（物欲、色情など）・渇望
人間のすべての悪い心の象徴。
・青鬼 怒りやすい／「ムカつく、腹立つ、イラッとする」
『瞋恚（しんに）』
悪意・憎しみ・怒り
・緑鬼 ダラダラ怠け者／「だるい、やる気しない」
『惛沈睡眠（こんちんすいみん）』
倦怠・眠気・不健康・怠惰・過食（勤勉ではない）
・黒鬼 疑い深い／「本当は違う？騙されてる？」
『疑（ぎ）』
愚痴・疑いの心 ※疑心暗鬼という言葉はここから。
・黄鬼 過去に囚われ進めない／「あんなことさえなければ」
『掉挙悪作（じょうこおさ）』
心の浮動（心がいつも波立っている）・後悔・甘え
・我執（がしゅう：我を通すこと）
『あぁーーー‼これ、心に在るーーー‼』
と思ったら、その色の鬼に思い切り豆をぶつけて退治してくださいねo(^-^o)(o^-^)o
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