先日は、こんな事がありました。
佑弦（佑）「これから、
アイスクリームを食べよう、
と思っているのですが。
先生も、いかがですか？
先生から、いつも、
ご馳走になっているので、
たまには、奢らせて下さい。」
と言うと、
最年長で、大先輩の先生（先）
「あら、良いのよ。
そんな事、気にしなくても。
ご自分のだけ、買って来て。
私に、気遣いは、無用よ。」
との返事でした。
（佑）「たまには、ぜひ、
お返しをさせて下さい、先生。」
と言うと、
（先）「そうね。じゃ、お言葉に甘えて。
たまには、冷たい物でも頂こうかしら？
私、もう、年でしょ。
冷たい物なんて、滅多に食べないのよ。
だから、久しぶりに、頂こうかしら？」
との事。
（佑）「先生には、いつも、
ご馳走になっているので。
アイスなので、
値段は、高くないですが、
お好きな物を、
おっしゃってください。」
と言うと、
（先）「そうね。私、
〇アイスキャンデーじゃなくて、
〇アイスクリームが、良いわ。」
との、返事が。
（佑）「先生、
〇アイスキャンデーと、
〇アイスクリームの
違いって、なんですか？」
と聞くと。
（先）「あら、
〇棒に刺さっているのが、
アイスキャンデー。
〇カップに入っているのが、
アイスクリーム。
じゃないの？
アイスキャンデーは、硬いから、
入れ歯には、キツイのよ。」
との事。
（佑）（アイスキャンデーなんて、
久しぶりに聞いた言葉。）
と思っていたら、続けて、
（先）「先生、私、あれが、食べたいわ。
昔からある、ほら、
〇レディー △△デンっていう名前の、
アイスクリーム。あったわよね。」
との事。
（佑）（子供の頃に、聞いた名前だけど。
今、そんなの、売っているのかな？）
と思っていたら、
（先）「あれでも、良いわ。
〇バニラアイスの中に、
〇味付きの、赤や緑の氷の欠片が、
〇所々に、入った、
〇宝石のようなアイスクリーム。」
との事。
（佑）（そんな、宝石の箱みたいなの、
４０年前くらいに、流行ったアイス。
今は、そんなの、ないと思うけど。）
と思っていると、
（先）「やっぱり、あれが、良いわ。
コマーシャルで、モデルさんが、
美味しそうに、食べているの。
なんだっけ？名前？
あっ、そうそう、
ハロゲン・ダック。
ハロゲン・ダックのアイスが、
食べたいわ。
先生、良いかしら？お願いしても。」
と、驚きの回答が。
（佑）（ハロゲン・ダックって！？
〇ハロゲンヒーターで、
〇温められた？アヒル？
たぶん、アレの事だと思うけど。
間違いを、指摘したら、
大先生に、恥をかかせる事になるし。）
と、思って。
（佑）「先生、分かりました。
ハロゲン・ダックの、
アイスキャンデーではなく、
アイスクリームを、買ってきますね。」
と言って、コンビニに行きました。
そして、
（佑）「先生。お待たせしました。
ハロゲン・ダックの、
カップに入った、
アイスクリームです。どうぞ。」
と言って、渡すと、
（先）「ありがとう。頂くわ。
宇治なのね。まだ、硬いから、
少し、置いといて、
溶かしてから、頂くわ。」
との事。
（佑）（宇治って、きっと、
抹茶味って、言いたいんだろうなぁ）
と思いつつ、食べていたら、
（先）「とっても、美味しいわ。
たまには、冷たい物も良いわね。
今度、私も、買って来て、
硬いうちは、主人にお供えをして、
溶けて来たら、食べようかしら？」
との事。
（佑）「ハロゲン・ダックには、
色んな種類が、ありますから。
ご主人さんも、喜ばれますよ。」
と言うと、
（先）「主人も、喜ぶわよ。
ハロゲン・ダック。」
との事。
さて、この先生は、
ご仏前でも、
「今日のお供えは、
ハロゲン・ダックよ、あなた。」
と、言われるのだろうか？
そのまま、間違いを指摘しないで、
その日は、帰りました。
いつか、先生が、
間違いに気付いたら・・・
と、思うと、気が気でないです。(-_-;)
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