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佑弦（ゆづる）は、ピアノ初心者です。

ピアノ教室での事。
先生からの、指定課題曲は、
中級レベルの、難しい曲で、
当然ですが、上手く、弾けません。

（佑）「先生、こんな難しい曲は、
ムリだと、思うのですが。」
と言うと、

ピアノの先生（先）「大丈夫です。
何度も練習をすれば、
いつかは、弾けます。
曲の、拍と拍子だけ、間違わなければ、
ユックリでも、弾ければ、
それで、良いです。
ソルフェージュをしながら、
練習すれば、上手になります。」

（佑）「なんですか？その、
ソルフェージュって？」
と聞くと、

（先）「この曲は、４分の４拍子です。
なので、心の中で、
１・２・３・４と、唱えながら、
弾くと、上手く弾けます。
家でも、心の中で、１・２・３・４と、
言いながら、練習してください。」
との事。

家でも、心の中で、
（佑）（１・２・３・４、
１・２・３・４、１・２・３・４・・・）
と唱えながら、ピアノを両手で弾くも、
なかなか、上手く弾けません。

（佑）（もっとユックリ、
弾かないと、絶対ムリ！）
と思い、

その、ソルフェージュとやらを、
重視して、

大きな声で、
（佑）「い〜ち〜、に〜い〜、
さ〜ん〜、し〜い〜、
い〜ち〜、に〜い〜、・・・」
と、一曲分、約８０回、言いながら、
練習を、繰り返しました。

そして、１か月が経ち、

ピアノ教室で、先生の前で、
課題曲を、弾きました。

自分では、出来栄えは、５割くらいと、
思っていたのですが、

（先）「この曲は、中級で、
とっても難しいのに、
よく、ココまで出来たわね！
さすが、ソルフェージュを、
しっかり、唱えながら、
練習しただけあって、
上出来ですよ！」
と、お褒めの言葉を、頂きました。

（先）「でも、ソルフェージュを、
〇心の中で唱えないで、
〇大きな声で、い〜ち、に〜い、
　と、言いながらなので、
ピアノ演奏の邪魔になるわね。
心の中で、１・２・３・４・・・
と唱えるのは、出来ないのかしら？」
との事。

（先）「先生、この曲は、
初心者にとっては、難しいので、
上手く、弾けないし、
３分と、長い曲です。
どうしても、
〇大声で、
〇い〜ち〜、に〜い〜、
　さ〜ん〜、し〜い〜、と、
〇一曲分、８０回、
唱えながらでないと、弾けません。」
と言うと、

（先）「なら、今月の宿題は、
〇この曲を、もう少し、早く弾く事と、
〇声に出さないで、１・２・３・４と、
　心で唱えながら、弾く事にしましょう。」
との事。

続けて、先生が、
（先）「それにしても、あなた、
仕事が、忙しいって、
おっしゃっていたわよね。
それでも、いつ、練習をしたの？」
と聞かれたので、

（佑）「２・３日に、一回ですが、
寝る前や、占いの仕事の後、
深夜に、少しずつ、練習しましたが。。。」
と言うと、

（先）「深夜に、ピアノの練習をして、
ご近所迷惑に、ならないのかしら？」
と言われたので、

（佑）「うちは、電子ピアノです。
普通のピアノなんて、
〇高いし、
〇置く場所もないので、
買えませんから。
ヘッドフォンで、
ピアノの音を聞きながら、
練習しているので、
深夜でも、大丈夫ですよ。」
と、言うと、

（先）「そうかしら？
ご近所迷惑よ、きっと。
ご近所の方からしたら、
電子ピアノだから、
〇ピアノの音は、しないけど、
深夜に、
〇い〜ち〜、に〜い〜、
　さ〜ん〜、し〜い〜、の大声が、
〇８０回も、
ひたすら、聞こえているわよ。
きっと、みんな、
＜悪魔のささやき＞と思って、
怖がって、
苦情が、言えないだけよ。」（笑）

確かに、そうである。
夜な夜な、
「い〜ち〜、に〜い〜、
　さ〜ん〜、し〜い〜・・・」
だけが、８０回も、
アパートの一室から聞こえてくるのは、
〜恐怖以外の何物でもない〜
と思いました。

これからは、
〇心で、
　い〜ち〜、に〜い〜、
　さ〜ん〜、し〜い〜、
と言いながら、練習をします。

なお、電話占い鑑定中は、
窓を閉めているので、
鑑定内容は、
外へは、漏れていませんので、
ご安心ください。（＾０＾）