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佑弦（ゆづる）は、先日も、
スーパーで買い物をしていたら、
遠くの方から、
手を振る男性に出会いました。

マスクをされていたので、
誰か、分かりませんでしたが、

昔、とある鑑定所で、
一緒に、勤務をしていた
同僚の先生でした。

元同僚の先生（同）「先生〜、
お元気ですか？○○です。」

佑弦（佑）「先生〜。
お久しぶりです。
お元気でしたか？
先生は、確か、数年前に、
田舎の港町で、
カフェ兼居酒屋を、
始めるとおっしゃって、
占い鑑定所を、
辞められたハズでは？
今日は、こちらに用事で、
帰省ですか？」
と聞くと、

（同）「いやいや、
港町のカフェは、
辞めたんですよ。
田舎は、近所付き合いが大変で。
それで、帰って来たんですよ。
そして、今は、
次は、何の商売をしようか？
考えているんですよ。
先生、何の商売が向いているか？
観て頂けますか？」
との事。

（佑）「先生は、確か、
カフェの前は、ペンションを、
経営されていましたよね。
占いをしながら、他の仕事は、
大変ではないですか？」
と聞くと、

（同）「そうでもないですよ。
ペンションは、
繁忙期と閑散期があるので、
閑散期や平日に、
占いの仕事ができますし。
田舎のカフェも、暇ですから。
占いの仕事は、充分出来ましたよ。」
との事。

（佑）「あれっ？先生も、
電話占いか、
メール占いでしたっけ？
田舎で、占いの仕事は、
なかなか、
需要がないと思うのですが。。。」
と聞くと、

（同）「先生。
昔、お話した事あると思いますが、
僕は、有名な、占いの先生の、
マネージャー兼弟子として、
若い頃に、
２０年位、修行していたって。
その頃から、対面鑑定一本ですよ。
今でも。」
との事。

（佑）「そうでしたよね。
先生は、確か、あの有名な、
△△△△先生の一番弟子でしたよね。
やっぱり、有名な先生の占い流派は、
鑑定依頼が一杯あるのですか？」

（同）「ええ、まあ。
あの師匠の先生も、引退なさって、
お客様を、全部、引き継いでいるので。
時々、
地方に出張して、占いをしています。
事前に、宣伝をすると、
たくさんの方が、来られるので。」

（佑）「へぇ〜。さすが、ですね。」

（同）「だから、生活面は、
大丈夫なんですよ。
月に１０日ほど、
占いの仕事をしたら、
それで、家族４人の生活は、充分です。
残りの、月、約２０日間は、
何かをしないと、と思って。
何か、面白い商売ないですかね、先生」
との事。

（佑）（ウラヤマシイ。。。
月１０日仕事で、
家族４人の生活が、充分なんて。。。）
と思いつつも、

（佑）「先生は、せっかく、
簡単には、出来ない、
難しい、占いの技術があるので、
占いを教えるとか、
本を執筆なさるとか、
いかがですか？」
と言うと、

（同）「占いの仕事ばかりしていても、
視野が狭くなるので。
一般社会に触れていたいし、
占いと関係ない人と、
繋がっていたいしね。」
との事。

（佑）（余裕のある方は、
言う事が違うなぁ。。。）
と思いつつも、

（佑）「先生は、
芸術・文学の相と、移動の相が、
出ています。
それらを合わせた仕事は、
いかがですか？」
と鑑定すると、

（同）「先生、良いですね。
月に数日、地方で占いをするので、
ついでに、
色んな観光地に行ったり、
旅館に泊まったりして、
トラベルライターになろうかな？
地方の飲食店で、色々な人と話をしたり、
秘湯の旅館や高級旅館の批評をしたり、
楽しそうで、良いですね。」

（佑）（楽しそうで、良いですね。は、
先生の生活ですよ。
月に数日だけ、働いて、
後は、旅行をして暮らせるなんて。。。）
と思っていたら、

（同）「良いアイデア、
ありがとうございます。
早速、
占いのお客様で、雑誌記者の方に、
雑誌社を紹介してもらいます。」

（佑）（さすが、
有名な占い流派の先生。
どんな所にも、知り合いがいて、
すぐに、仕事が出来るなんて。。。）
と思いつつも、

（佑）「確か、先生は、
鑑定士名は、
あの有名な先生の名前を、
引き継いだ、お名前でしたよね。
もう、それだけで、
雑誌も売れると思いますよ。
だって、あの名前が付くのですから。
占いを知らない方でも、
みんな知っていると思いますよ。」
と聞くと、

（同）「それは、どうかわかりませんが、
テレビや講演の依頼が、
ちょくちょくあるのは、事実です。
でも、表舞台に出るのは、嫌なので。
トラベルライターなら、
文書だけですから。
出来たら、名前を変えて、
誰にも、
分からない様にしたいですね。」
との事。

（佑）（ひぃ〜、そんな事を、
一度で良いから、言ってみたい。。。）
と思っていたら、

（同）「有名なのも、大変なんですよ。
普段の生活時は、
顔がバレない様に、気を使いますし。
滅多な事は、出来ませんからね。。。」
との事。

（佑）（先生、滅多な事って、
どんな事ですか〜？
何をなさる、
おつもりなんでしょうか？？
と、だんだん、ウラヤマシイを、
通り越して、
悔しくなってきた。。。）（笑）

昔、同じ鑑定所に、
勤務していたのですが、
〇どうして、こんなに違うのか？
〇それは、習った先生の違いなのか？
〇実力の違いなのか？
考えさせられました。

でも、
佑弦（ゆづる）は、
電話占いと個人鑑定と対面鑑定で、
細々ながら、皆さまの鑑定が出来る、
今の生活が、結構、幸せなので、
〇人は人、
〇他人の芝は、青く見える
と思っておく事にしました。

〜有名すぎるのも、
生活が大変なようなので〜