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先日、
ピアノの先生より、
メールが届きました。

先生から、レッスン日の変更かな？
と思って、メールを開くと、
先生からの文面は、
次の様でした。

「昨年は、忙しくて、
お会いできなくて、残念でした。
今年は、時間を取って、
ゆっくりと、会えればと思います。
そして、お互いの愛を、
重ね合わせたいです（ハート）」

佑弦（佑）（何これ？
毎月、レッスンに行って、
先生と会っているけど。
先生、メールを送る相手、
間違っている。。。）

と思って、
「人違いです。先生！」
とメールを送ろうと思ったのですが。

よ〜く、考えてみると、
この文面、
先生が、彼氏さんに送ったのではないか？
とも思えます。

先生と佑弦（ゆづる）は、
お互いに、ピアノの授業だけで、
プライベートの話は、
した事がないです。
しかしながら、
ピアノのレッスン中に、
先生の話の中に、
旦那さんや子供たちの話が、
時々、出てきます。

と言う事は、
先生は、もしかして、
旦那さんの他に、
お付き合いしている方が、
おられるのではないか？
と思ってしまいました。

さて、
〇メール宛先違いです、と言うべきか？
〇知らない顔をしておいた方が良いか？

迷いつつ、数日が過ぎ、
ピアノのレッスン日を迎えました。

先生（先）「今日は、変ロ長調です。
シのフラット〜、ドレ、
ミのフラット〜・・・」

でも、どうしても、
メールの内容が気になり、

（佑）「先生。授業の前に、
先日、先生が送られた、
メールについてなんですが。。。」
と、やっぱり、言ってしまいました。

（先）「私、メール送りました？」

（佑）「ええ。それも、人違いで。」

（先）「あら！やだ！ごめんなさい。
それは、失礼を致しました。
で、どんな内容だったのかしら？」

（佑）「それが、先生。
彼氏さん向けのメールでしたよ。

昨年は、忙しくて、
お会いできなくて、残念でした。
今年は、時間を取って、
ゆっくりと、会えればと思います。
そして、お互いの愛を、
重ね合わせたいです（ハート）

って。
言おうか、言うまいか、考えましたが、
お相手の彼氏さんも、
先生からの連絡を、お待ちかと思って。」
と言うと、

（先）「やだぁ〜。彼氏なんていないわよ。
その、愛を重ね合わせたいって、
愛の歌を一緒に、セッションして、
私がピアノで、
相手の方が、歌を歌って、
今度のリサイタルで、
披露をするって意味よ。」

（佑）「そうだったんですね。」

（先）「そうよ。でも、
文面だけ見たら、
恋愛メールに見えるかもしれないわね。
どちらにしても、間違えて、
失礼しました。と、
教えてくれて、ありがとうございます。
本来、メールを送るべき、
歌手の方に、送らないと。」

（佑）（なんだか、
ホッとしたような、残念だったような。
すぐに、恋愛と結びつけるのは、
職業病かな？）
と思いました。

（先）「では、レッスンの続きを、
シのフラット〜、ドレ、
ミのフラット〜、ファソ・・・」

レッスンも終わって、
帰って来ましたが、
どうしても気になる事が。

コンサートで、
ピアノと歌のセッションをするなら、
〇愛の歌を、
　一緒に、セッションしましょう。
とメールすれば良いのに、
〇お互いの愛を、
　重ね合わせたいです（ハート）
って、送る必要があるかな？

それも、
〇ゆっくり時間を取って、
とも、書いてありました。

職業病と言い聞かせて、
先生から、占いの依頼があるでは、
そっと、しておこうと思います。