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占い師ブログ

革命の末に(過去生) <総集編>

龍空(ルーク)先生

2014/02/04 02:11

龍空(ルーク)先生

過去生や前世を視るということは
必ずしもすべての方に必要ではありません。

けれども、
漠然とした不安や
同じつまづきを
何度も繰り返してしまう場合には
過去の経験が
何かしらの影響を
与えているのかもしれません。

いま、この一瞬に生きるために。
そして過去から開放されていくために。
幼い頃のトラウマや
過去生での想いの扉を開いていくことも
時には有効であるかもしれません。

今回は以前、数回に分けてお届けした
日記を≪総集編≫としてお送りします。

少し長文となりますが
私の体験をお伝えいたします。
(それぞれのシーンの状況を
 イメージする写真は
 私の過去掲載日記の
 ご閲覧をお願いします)



先日、
劇場のロビーで休んでいたら、
突然、知人の過去生のビジョンが
飛び込んできました。



フランスの片田舎。
ミレーの絵のように
刈り取ったばかりの麦畑が
広がっています。


そばに小さな川が流れています。
土手というよりは小さく、
土留めのような川沿いの丘は
なだらかで草が生い茂っています。


川沿いに植えられた
背の高い木が長い影をのばし、
夕日を浴びて、
だいだい色に染まっています。



5歳くらいの坊やと、
そのお父さんが
手を繋いで歩いているのがみえます。


坊やのシャツは、
少し大き目で、
長袖シャツを手首の辺りでまくり、
左手には麦の穂を一本手にしています。


お父さんは、
着古した服を着ているけれど
多分とても若くて、
髪がさらさらしています。
帽子をかぶっています。


お母さんの姿は見えません。


坊や:
『お日さまがぽかぽかで
 背中や首があたたかいね』

そんな会話をしているようです。

お父さんは
『ごほっ、ごほっ』
時々、湿った咳を。


小さなて。
大きな手。

つないだ二人の手のシルエットが
夕日に照らされて、
なんだかとてもあたたかい。

田舎道をふたりで手をつないで歩いていく姿。

それが坊やの原体験として
ずっと心に残っていきます。




次の場面にうつると
すでにお父さんはいませんでした。


ぜんそくか結核のために
隔離されたか、
亡くなってしまったか。

理由はわからないけれど
坊やの心には
『いなくなってしまった』としか
認識されていませんでした。



坊やは親戚の家に預けられました。

少年期の大半、彼はそこで育ちました。

おじさんとおばさんからは
可愛がられていましたが
彼らは基本的に
彼を労働力としか
認識していませんでした。


そんなある日、
彼は友人から
何か衝撃的なことをききます。



友人:『町で何かがあったらしい。
   なんだか大変なことらしいよ』

詳細はまったくわかりませんでした。

ただ好奇心で、
『何が起きたのか。
 それを直接見たい』

彼はそう思う一心で
町に出ました。


町で彼が見たのは、
ちょっとした暴動でした
(ここで私には
 1788年?という年号と
 ルアン?という町の名前が
 伝わってきました)


ここ数年、
飢饉があって
収穫が減っていました。

その町の商人が裏で操作して
倉庫から小麦を
出さないようにしていました。

それが発端で、
パン屋、肉屋、色々な人が
商人に抗議をしていました

ところが予想外のことに
その町の人達を
軍隊が制圧しているのです。

肉屋:
『悪いのは
 小麦を溜め込んでいるあいつだろう! 
 何で俺達がたたかれるんだ!!』

町の人たちは打ちのめされます。
争っている相手は商人なのに。
なぜ、軍隊が…。



ただ、思春期の少年の目には
こん棒でひどくたたかれ
虐げられる人々の声や姿が
深く心にきざまれました。


『何が起こっているんだろう』
そんな想いで好奇心で
町に出てきただけだったのですが…。



次の場面にうつると
彼は青年となり、
パリの暗いアジトのような部屋で
ペンで何かを一生懸命書き綴っています

ひとりで。
内容は良くわかりません。
メモのようなもの?

『○○は△△であらねばならない』とか
そんなようなことをメモのように
ただただ、ペンを走らせています。



時代はまさに転換期。

ゆっくりと、
でも確実に歯車はまわっていく。
後戻りは出来ない。

そんな時代でした。



気がつくと
かれは青年達のリーダーというか
まとめ役になっていました。
(当時はそういう青年の集団が乱立し、
 いくつもあったようでした)


彼には高い理想がありました。

なぜか、自分の想いをわかりやすく、
他人に静かに、
熱く伝えることができました。


『なぜ、団結することが必要なのか』


『何が正しくて、何が間違いなのか』


そしてまた、仲間達は
たとえ彼の言っていることが理解できなくても、
その勢いと時代の流れの躍動感で
彼に賛同していました。


しかしながら、
彼は本当に思っていることは
心の底にしまったまま、
誰にも伝えませんでした。


『どうせ、誰にもわからないだろう』

自分の行動には嘘はない。

そのために努力もしている。



でも、本当のことを言うと、

彼にとってはどうでもよかったのです。


彼の想いの元となっているのは、
少年の頃に脳裏に焼きついた
こん棒でたたかれる人々。

そして、
夕陽のなかを歩いていく
自分たち親子の姿。


『結局、どんなに何をしても、
 そこには結びつかない。
 二度とは戻れない』


いろいろなことに気が回り、
仲間の信頼を集めている自分。

そして同時に
全てにおいて打算的な自分。

『ある意味、
 仲間は自分にだまされているのではないか』


そんな想いでした。


そこで、彼に従って
そばで彼をサポートしている
仲間の女性が見えてきました。
(瞳を覗くと、あっ、これは、
 共通の友人である○○さん)

彼女は元々自分自身の意見を持っていました。
けれど、彼のカリスマ性と、
そばにいる安心感から彼に従うようになり、
いつの間にか自分の考えは
あまり持たないようになっていました。

それならそれで良いと考えていたようです。





革命の時代。

『何が正しくて、
 何が正しくないか』なんて
 本当は誰にもわかりませんでした。


彼にも。彼女にも。


『新しい時代』とか『思想』とか
『民衆のため』だとか
みんな色々叫んでいたけれど、
結局は誰もが
勢いのあるエネルギーに
流されていました。




彼が机をたたいているのが見えます。
部屋には2〜3人の仲間。

『ジャコバン?!!
 あんな奴らなんかと
 手を組めるわけないだろう。
 何であんな奴らにお前らは流されるんだ。
 そんなことでは
 俺達の求めることは達成できるはずがない。

 結局、だれも
 俺のことを理解していないじゃないか。

 えっ?!、
 わかったふりを
 していただけだなんて…?!。

 なんで…そんなことをするんだ!!!』


大きな音をたてて裏戸を閉め
彼は出て行ってしまいました


小雨のしのつくパリの路地を一人で歩き
そして墓地で佇んでいる姿がみえます。


今まで自分がやってきたことは
一体なんだったのか。


本当は彼自身良くわかっていたのです。


自分も本心を見せていないところはある。
けれど、
どんなにやさしく説明しているつもりでも
仲間達の大半は自分の考えを理解してはおらず
声の大きなところへついていくだけだということを。

それをはっきりと認識したときに
心が張り裂けて、
涙がとまりませんでした。






彼は組織を離れました。




田舎に戻った彼の目に飛び込んで来たのは
川沿いの焼けるような夕暮れでした。


高い木は長い影をのばし
子供の頃見たのと同じ情景が目に映りました。


光の絨毯のように
麦穂の揺れる畑の向こうには
幼い頃に父親と訪れた
教会がまぶしく光っています。









ここは何も変わっていない。

あの頃は満たされていた。


けれども、今は…。





『俺は泣いているのか…』





『戻りたい…あの頃へ…』





幼いころ、
父親と同じ道を
歩いたことを思い出し、
何気なくゆっくりと手を伸ばします。


その時、
かすかにあたたかい風が吹いて、
何かがそっと彼の手を包みます。


つないだ手


彼にはそれがわかりません。
でも、
少しだけ夕陽のぬくもりを感じました。






ここでビジョンは終わりました。





ところで、
今回みえてきたビジョンの中に
私個人としての過去生は感じませんでした。


ただ、なんとなくその時は肉体を持っておらず
彼と同じことを直接感じ、
応援しながら
ずっとそばで
見守っていたような
感じがします。


よくわからないけれど
そういうかたちもあるのかもしれません…。


ちなみに、
改めて彼の名前を
知覚しようとしたところ
『ジャック』という響きが伝わってきました。





彼は今新しいことを始めようとしています。
きっと、そこには仲間もいるでしょう。


それはとても斬新なことで
私には時代の先端を行っている様にも思われます。


一つの新しい形態を生み出すこと。
それはまわりまわって、
ある意味では
人類全体のためにもなるかもしれません。


ただ、先は見えないですが、
いくつかの問題点もみえていそうです。


親子で歩いていたときの麦畑は
まさに刈り取った『後』でした。

けれども、故郷に戻った彼の前には
刈り取る『前』の麦畑が広がっていました。


それが何を意味しているのかはわかりません。


でもひょっとしたら、
当時の彼にはまだ可能性が残っていたのに、
とらわれた想いのために、
それが目に映っていなかったのかも知れません。


彼はいま決断のときに来ているようです。


今を生きる彼には無数の選択肢があります。


どれを選んでもいい。
どれを選ばなくてもいい。

同じ道を選んでもいいし
同じ道を選ばなくてもいい。



その時代に何を感じ、
何を考えていたのか。
そして、その過去生が
なぜ『今』にリンクするのか。



過去を解放し『今、この瞬間』を生きること


自分や友人の過去生をみる度に、
いつもそう感じます。


ただ確実にいえるのは、
彼も私も
そしてこの日記を読んでくださっている方も
『今この瞬間に、
 あらゆる可能性の中で
 生きている』ということ。


まだ終わっていない。


それがどんな選択であり、
結果を生むものであっても
私は彼を応援します。


最後まで読んでくださって
ありがとうございました。
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