この人といるとなぜか疲れる「それってフレネミーかも？」見分け方・理由・対処法

フレネミー（frenemy）は、「friend（友達）」と「enemy（敵）」を組み合わせた造語です。

表面上は友好的で親しげに振る舞いながら、実はあなたに対して敵意や嫉妬心、競争心を抱いている人のことを指します。

フレネミーは笑顔で近づいてきます。一緒に楽しい時間を過ごすこともあります。

でも、その言動の端々に、チクリと刺さる棘が隠れているのです。

「あれ？　今の言葉、なんか引っかかる」
「笑ってるけど、目が笑ってない気がする」
そんな微妙な違和感を感じさせる存在です。

フレネミーの厄介なところは、明らかな敵ではないということ。

だからこそ、「私の考えすぎかな」「友達なのに疑うなんて」と自分を責めてしまいがちです。

でも、その違和感は決して気のせいではないのです。

フレネミーの心の中は、実はとても複雑です。

彼らは本心では、あなたとは対等な関係を望んでいません。
常に自分が上でありたい、優位に立ちたいという欲求を抱えているのです。

彼らにとって友情は、自分の価値を確認するためのツール。

あなたより優れていることを確認して安心したい、
あなたを下に見ることで優越感を得たい。

そんな歪んだ心理が根底にあります。

また、フレネミーは深い不安や劣等感を抱えていることが多いです。

その空虚感を埋めるために、他人を利用します。

あなたの幸せを喜べないのは、

それが自分の不幸を際立たせるように感じるから。
あなたの成功が、自分の失敗を突きつけてくるように思えるからです。

彼らは友達という仮面をかぶりながら、実は常にあなたと自分を比較し、競争し、常に勝ち負けを意識しています。

だからこそ、フレネミーといると疲れてしまうのです。

あなたにとっては友情という名の戦場で、常に戦わされているようなものなのです。

ここからは、フレネミーと呼ばれる存在が生まれる理由を見ていきましょう。

理由�@嫉妬心

フレネミーを生み出す最も大きな原因は、嫉妬心です。

あなたの幸せな報告、仕事での成功、恋愛の充実、そういったポジティブな出来事を素直に喜べない。

むしろ、それが自分への攻撃のように感じてしまうのです。

「なぜあの子ばかり上手くいくの？」
「自分だって頑張ってるのに」
そんな感情が心を支配すると、人は攻撃的になります。

でも、直接的な攻撃はできない。
だから、遠回しに否定したり、価値を下げようとしたりします。

• 「恋人ができたんだ！でも、その人ってちょっと評判が...」
• 「昇進おめでとう！まあ、あの部署は楽だから誰でもできるよね」

こんな風に、祝福の言葉に毒を混ぜてきます。

あなたを「自分より上」と感じた瞬間、その差を埋めようと必死になるのです。

理由�A承認欲求の強さ

フレネミーは異常なほど強い承認欲求を抱えています。

常に注目されたい、認められたい、特別でありたい。

その欲求を満たすために、あなたを踏み台にすることもいといません。

• グループの中で自分だけが目立ちたいから、あなたの話を遮って自分の話題に変える。
• あなたの成功を小さく見せて、自分の些細な成果を大きく見せる。

など、マウントを取ることで、自分の価値を確認しようとします。

また、

• 「私なんて〜」と謙遜しながら自慢話を始める。
• あなたの悩みを聞いているようで、結局自分の優位性をアピールする。

こういった行動の裏には、「私を見て」「私を認めて」という叫びが隠れています。

でも、その承認欲求の犠牲になるのは、いつもあなたなのです。

理由�B比べてしまう

フレネミーは自分の価値を、他人との比較でしか測れません。

絶対的な自己肯定感がないため、常に誰かと比べて「勝った」「負けた」で自分を評価します。

あなたの服装、持ち物、恋人、仕事、すべてが比較対象です。

• あなたが新しいバッグを持てば、もっと高いバッグを買う。
• あなたが痩せれば、もっと痩せようとする。

この終わりなき競争に、あなたを巻き込みます。

友情とは本来、お互いの違いを認め合い、それぞれの良さを尊重する関係です。

でもフレネミーにとって、関係は勝ち負けでしか捉えられません。

だから、あなたの幸せが自分の敗北に見え、あなたの不幸が自分の勝利に感じられるのです。

ここからは、気になる人物がフレネミーかどうかを見極める特徴を見ていきましょう。

フレネミーの見分け方�@会話から見えるサイン

フレネミーは会話の中で、特徴的なパターンを見せます。

いわゆる、褒めるようで貶す発言です。

• 「その服似合うね！　勇気あるなぁ、私には着られないよ」
• 「すごい！　よくそんな大変な仕事引き受けたね、私なら断るけど」

一見褒めているようで、実は否定的なメッセージが込められています。

また、あなたが話している最中に割り込んで、話題を自分にすり替える傾向があります。

あなたの体験談を聞いていたはずが、気づけば自分の話をしている。

あなたの感情に共感するより、自分の経験を語ることに夢中です。

否定的な言葉も多く使います。

「でも」「だけど」「それって違うんじゃない？」
あなたの意見や感情を、いつも何かしら否定してきます。

建設的な議論ではなく、ただあなたを否定することが目的のような会話になりがちです。

フレネミーの見分け方�ASNSでの行動パターン

SNSは、フレネミーの本性が現れやすい場所です。
対面では隠せる感情も、画面越しだと素直に出てしまうのかもしれません。

あなたの幸せな投稿には反応が薄い、または完全にスルー。

でも、失敗談や愚痴には素早く反応してきます。

「大丈夫？」と心配するふりをしながら、実は安心している様子が透けて見えるのです。

コメントも特徴的です。

• 「いいなぁ〜（棒読み）」「へぇ、そうなんだ」といった温度の低い反応や、
• 「でも〜」から始まる否定的なコメント。

時には、わざわざネガティブな情報を付け加えてきます。

さらに、あなたの投稿に対抗するような投稿をすることも。

あなたが旅行写真を載せれば、もっと豪華な旅行写真を投稿。

あなたが恋人との写真を載せれば、急に自分の恋愛アピールを始める。
まるでSNS上で競争しているかのような行動を取ります。

フレネミーの見分け方�B日常の行動に表れるサイン

日常生活の中でも、フレネミーは特徴的な行動を見せます。

まず、あなたが信頼して話した秘密を、他の人に簡単に話してしまいます。

「内緒って言ってたけど、みんな知ってるよね？」と悪びれもなく言うこともあります。

連絡のタイミングも独特です。

自分が困っているときだけ急に優しくなり、頻繁に連絡してきます。

でも、あなたが助けを求めても、「忙しい」「今は無理」と冷たい対応。

利用価値で関係を判断している証拠です。

あなたの成功を素直に喜ばないのも大きな特徴です。

祝福の言葉は言うものの、表情が曇っていたり、すぐに話題を変えたり。

時には「運が良かっただけ」「タイミングが良かった」と、あなたの努力を認めようとしません。

そして最も傷つくのが、陰での悪口です。

あなたの前では親友のように振る舞いながら、裏では批判や噂話を広めている。

他の人から「あの子がこう言ってたよ」と聞いて、初めて気づくこともあるでしょう。

本物の友達は、あなたの幸せを心から喜びます。
成功を祝福し、失敗を慰め、どんな時も味方でいてくれます。

一緒にいると元気が出て、安心感があり、自然体でいられます。

また、本物の友達は、あなたを尊重します。
意見が違っても否定せず、違いを認め合えます。

秘密は守り、約束は大切にします。困った時は手を差し伸べ、幸せな時は一緒に喜んでくれます。

何より、本物の友達といると心が軽くなります。会話が楽しく、沈黙も心地良い。

別れた後も温かい気持ちが残り、また会いたいと思える。

そこに競争や比較はありません。

フレネミーとの決定的な違いは、関係性の根底にあるものです。

友情は愛と信頼で結ばれていますが、フレネミーとの関係は嫉妬と競争で成り立っています。

この違いを知ることで、誰が本当の友達なのか、より明確に見えてくるはずです。

ここからは、フレネミーとうまく距離を取って良い付き合い方をしていく方法を見ていきましょう。

�@物理的・心理的距離を置く

1つ目は物理的・心理的距離を置くということです。

• フレネミーだと気づいたら、まずは距離を置くことから始めましょう。

急に関係を切る必要はありません。

少しずつ、自然に距離を作っていけばいいのです。

会う回数を減らすことから始めてみてください。

「最近忙しくて」「予定が合わなくて」と、徐々に頻度を下げていきます。

グループで会うようにして、二人きりの時間を避けるのも効果的です。

深い話や個人的な悩みを共有するのもやめましょう。

表面的な会話に留め、自分の大切な情報は守ります。

新しい恋人のこと、仕事の昇進、家族の話など、フレネミーの嫉妬心を刺激するような話題は避けた方が賢明です。

• SNSでの関わりも最小限にしましょう。

投稿の公開範囲を調整したり、相手の投稿への反応を控えめにしたり。

無理に「いいね」をする必要もありません。

オンライン上でも適度な距離を保つことで、ストレスは確実に減っていきます。

�A反応しない・振り回されない

2つ目は、反応しない・振り回されないということです。

フレネミーの嫌味や挑発に反応してしまうと、心が持ちません。

• 大切なのは「スルー力」を身につけることです。

嫌味を言われても「そうなんだ〜」と軽く流す。
マウントを取られても「すごいね〜」とさらっと返す。

相手の期待する反応をしないことで、フレネミーも次第に興味を失っていきます。

また、

• 心の中で「この人はこういう人」と割り切ることも大切です。

変えようとしたり、理解してもらおうとしたりする必要はありません。

感情的にならないコツは、一歩引いて観察者になること。

「また始まった」「今日も調子いいな」と、少し上から眺めるような気持ちでいると、不思議と腹も立たなくなります。

フレネミーの言動を、自分とは関係ない演劇のように見られるようになれば、振り回されることも減っていくでしょう。

�B自分のメンタルケアを優先する

3つ目は自分のメンタルケアを優先するということです。

• フレネミーとの関係で疲弊した心を、しっかりケアすることが何より大切です。

まずは、信頼できる人に話を聞いてもらいましょう。

あなたの味方になってくれる人に、素直な気持ちを吐き出すことで、心が軽くなります。

• 自分を大切にする時間も意識的に作りましょう。

好きなことに没頭する、一人でゆっくり過ごす、自然の中を散歩する。

フレネミーのことを考えない時間を持つことで、心のバランスを取り戻せます。

• 自己肯定感を保つことも重要です。

フレネミーは巧妙にあなたの自信を削いできます。でも、それに負けてはいけません。

自分の良いところを認め、小さな成功も褒め、自分に優しい言葉をかけてあげてください。

日記をつけて、その日あった嬉しいことや頑張ったことを書き留めるのもおすすめです。

フレネミーとは関係ない、あなただけの幸せを大切にすることで、相手の影響力は自然と小さくなっていきます。

職場の同僚、学校のクラスメイト、親戚など、環境的に関係を切れない相手もいるでしょう。

また、フレネミーな面もあるけれど、良い面も知っているから完全には離れたくない、そんな複雑な気持ちもあるかもしれません。

そんな時は「期待値を下げる」ことがポイントです。この人に深い友情や理解を求めるのはやめましょう。

表面的な付き合いで十分だと割り切ることで、失望することも減ります。

ビジネスライクな関係として捉えるのも一つの方法です。

必要最低限のコミュニケーションに留め、プライベートな領域には入れない。

挨拶と世間話程度の関係でも、それはそれで成立します。

また、相手の良い面だけを利用するという考え方もあります。

仕事の情報源として、趣味の仲間として、特定の場面でだけ関わる。

全面的な友達ではなく、部分的な知り合いとして付き合うのです。

大切なのは、あなたが主導権を持つこと。

相手のペースに巻き込まれず、自分で関係性の深さをコントロールすることで、ダメージを最小限に抑えられます。

人付き合いは大切ですが、だからといってすべての人と仲良くする必要はありません。

この言葉を、心に刻んでください。

世の中には様々な人がいて、全員と深い友情を築くことは不可能です。
むしろ、自分に合わない人、自分を傷つける人から離れることは、とても健全で賢明な選択です。

疲れる関係から離れることは、決して悪いことではありません。
それは逃げでもなければ、冷たいことでもない。

自分を守るための、勇気ある行動です。

あなたが心身ともに健康でいることは、本当にあなたを大切に思う人たちのためでもあるのです。

フレネミーに振り回されて疲弊するより、あなたを心から大切にしてくれる人との時間を大切にしてください。

あなたの幸せを一緒に喜び、辛い時は側にいてくれる。
そんな温かい関係こそが、本当の友情です。

フレネミーに使っていたエネルギーを、そういう人たちに向けてみてください。

きっと、人間関係がもっと豊かで幸せなものになるはずです。

あなたは、大切にされる価値のある人です。

その価値を認めてくれる人と、これからの時間を過ごしていってください。

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▼実際の口コミ
心詠先生 先日は鑑定をしてくださり、ありがとうございました。

ずっと、お礼を申し上げたく思っておりました。

以前、見ていただいた事に関しまして、心詠先生の仰った時期に、その通りの事が起きました。

なんとなく、約束が入っている時期だなぁ…と、先生から良いと伺った月の事を思ってはおりましたが、その月に 先生の仰ってられたシチエーションで、物事が良い方向に動き出しました。

お礼を書かないと、と思いながら…
遅くなってしまい、申し訳ございません。

それと、別件で「そんな事は 友達をなくす」など、悲観的な事を言われた事もあった事について、心詠先生だけは、前向きな鑑定結果を仰っていただけており「沢山の人が協力をしてくれる、1人で頑張らなくて良い」との事でしたが、本当に 仰られた通りで、具体的には言えませんが、人々との繋がり、視野の広がり、自分にとって快適である事、その通りでした。

今は 他にやる事があり、また落ち着いてから と考えておりますが、急ぐものでもなく、信頼関係の継続など、時の経過も無駄にはなっていない様に 思います。
真実を教えてくださり、ありがとうございました。
今後とも よろしくお願い致します。