嫉妬しないの？【ポリアモリー】の恋愛スタイルと同性愛との関係性とは

「ポリアモリー」という言葉を耳にしたことはありますか？

ポリアモリーとは、複数のパートナーと合意の上で恋愛関係を築く恋愛スタイルの一つです。

同性愛者の中にもポリアモリーを実践している人は少なくありません。

この記事では、同性愛者とポリアモリーの在り方や実践する上での悩みについてお伝えします。

ポリアモリーとは、複数のパートナーと合意の上で親密な恋愛関係を持つことです。

それに対して、「浮気になるのではないか」という疑問を持つ人もいるかもしれません。

ここでは、その疑問に対する答えや、ポリアモリーとしての恋愛にはどのようなかたちがあるのかをお伝えします

複数のパートナーと恋愛関係を結ぶ恋愛スタイルの一つ

ポリアモリーは、複数のパートナーと合意の上で恋愛関係を築く恋愛スタイルの一つ。

一夫一婦制とは異なり、複数の相手と同時に愛情を育むことを前提としています。

ポリアモリーを実践する人々は、愛情は無限であり、ひとりの相手に向けるものではないと考えています。

それぞれのパートナーとの関係性を大切にしながら、誠実に向き合うことが重視されます。

ポリアモリーとLGBTQ＋の関係

「ポリアモリー」は、「LGBTQ＋」の中では「＋」、「LGBTQQIAAPP」の中で一つ目のPに該当する「Polyamorous」の生き方を指す言葉です。

「LGBTQ＋」には性自認や性的指向など多様な概念が含まれていますが、ポリアモリーは「恋愛または性的な指向が複数人に向く」という恋愛のことを指します。

ポリアモリーを実践する人の中には、異性愛者だけでなく、同性愛者やバイセクシュアル、パンセクシュアルなど、様々なセクシュアリティの人が含まれます。

性的指向に関わらず、自分らしい恋愛スタイルを追求する過程でポリアモリーに出会う人もいるのです。

「ポリアモリー」は浮気になる？

ポリアモリーは、パートナー全員の合意の上で関係が築かれます。

パートナーの合意なく複数の相手と関係を持つことが浮気であるため、ポリアモリーは浮気とは異なります。

それぞれのパートナーとの関係性を尊重し、誠実に向き合うことが大切です。

ポリアモリーを実践する上で、コミュニケーションを十分に取り、お互いの理解と合意を得ることが何よりも重要と言えるでしょう。

婚姻制度に囚われない恋愛

ポリアモリーは、法律上の婚姻関係とは異なり、自分らしい恋愛のあり方を追求した人が実践していると言えるかもしれません。

ただ、社会的な規範が一夫一妻を適用していたとしても、恋愛スタイルは人それぞれです。

様々なポリアモリーのかたち

ポリアモリーには、実に様々なかたちがあります。例えば、三人以上でお互いに恋愛関係を築く「ポリフィデリティ」。

これは閉鎖的な関係性の中で、深い絆を育むことができるでしょう。

一方で、パートナー以外の人とも性愛関係を結ぶ「オープンリレーションシップ」もあります。
それぞれが自由に恋愛を楽しみつつ、決して主となるパートナーを裏切らない。

そんな信頼関係を築くことができるのです。

また、「ソロポリアモリー」というスタイルもあります。

この言葉は、複数の人と親密な関係を持ちながらも、シングルとしてのライフスタイルを送っている人々のことを表します。

ポリアモリーのかたちは十人十色。自分たちに合ったスタイルを見つけることが大切ですね。

ポリアモリーは、一夫一婦制が主流の社会においては、まだまだマイノリティーかもしれません。

少数派だからといって、決して間違っているわけではありません。

ここでは、ポリアモリーの現状についてご紹介します。

日本の法律で定められているのは、一人と婚姻関係を結ぶ「モノガミー」

日本では、法律上、一夫一婦制が定められており、いわゆる「モノガミー」が一般的です。

しかし、実際には多様な考え方が存在しており、法律と実際の恋愛が一致しないことで、ポリアモリーを実践する人々は少数派として扱われがちですが、幸せを追求する権利は平等に存在します。

アメリカでは4~5%の人がポリアモリーの関係にある

2014年の調査によると、アメリカでは全人口の4〜5%がポリアモリーの関係にあるという結果が出ました。

これは20人に1人がポリアモリーを実践または経験したことがあるということであり、ポリアモリーであることは決して珍しいことではないとわかります。

アメリカではポリアモリーを支援するための団体もあり、自分らしさを追求する人々が増えているでしょう。

モノガミーからポリアモリーに変化することも

人は成長とともに変化していくもので、モノガミーの関係を築いていた人が、ある時ポリアモリーに魅力を感じることもあります。

パートナーとの話し合いを重ね、お互いの合意の上で、ポリアモリーに移行するケースもあるのです。

同様に、ポリアモリーを実践していた人がモノガミーとしての生活を始めることもあります。

セクシュアリティは流動的なもの。

時が経ち様々な経験をする中で考え方が変化することも自然なことなのです。

ポリアモリーを実践する中で、様々な悩みを抱えることがあります。

ここでは、ポリアモリーの人が抱きがちな悩みと、それを乗り越えるためのヒントについて探ってみましょう。

認知度が低い

昨今、多くの活動やSNSを通してLGBTQ+の知名度は高まりつつありますが、まだまだポリアモリーの知名度は6~7％ほど。

そのため、ポリアモリーを実践する人々は、周囲の理解を得られないことに悩むこともあるでしょう。

「ポリアモリーって何？」「複数の人を愛するなんて信じられない」など、無理解な反応に傷つくこともあるでしょう。

しかし、だからといってポリアモリーとして生活することが間違っているわけではありません。

自分らしい恋愛を追求することは、勇気のいることですが、その思いに共感してくれる人も必ずいます。

周りの理解を得られない

ポリアモリーを実践する中で、家族や友人など、大切な人たちの理解を得られないことに悩むこともあるでしょう。

「本当に幸せなの？」「私には理解できない」など、否定的な言葉を投げかけられることも。

周囲の理解が得られなくても、自分の選択を信じることが重要です。

理解してくれる人は、きっと現れるはずです。

自分は人と違うのか？という葛藤

「自分は人と違うのかな？」「普通じゃないのかな？」と、自分自身に疑問を抱くこともあるかもしれません。

でも、「普通」なんて一つの形ではありません。人はみな違って、みな良いのです。

ポリアモリーを選ぶあなたも、かけがえのない存在。
自分らしさを大切にすることは、とても素晴らしいことです。

嫉妬される・してしまう

ポリアモリーでは、複数のパートナーとの関係を築くことになります。

そのため、時には嫉妬の感情が生まれることもあります。

パートナーが他の人と親密な関係を築くことに、嫉妬してしまうことも、自分が嫉妬の対象になることもあるでしょう。

パートナーに他のパートナーがいることに嫉妬するというよりも、新しいパートナーができたことで自分の元から去ってしまうのではないかという不安を抱く人もいるようです。

嫉妬は愛情の裏返しでもあります。

パートナーとの信頼関係を築き、コミュニケーションを大切にすることで、嫉妬の感情とも向き合っていくことができます。

お互いの気持ちを理解し合い、尊重し合うことが何より大切です。

複数のパートナーと関係を築くポリアモリーでは、大切な倫理があります。

ここでは、ポリアモリーを実践する上で大切なことを5つ取り上げます。あなたらしい恋愛の実践方法について考えていきましょう。

必ず相手の合意を得る

ポリアモリーを実践する上で、何よりも重要なのが相手の合意です。

複数のパートナーと恋愛関係を築くことについて、それぞれの相手とよく話し合い、理解と合意を得ることが重要です。

一方的に決めるのではなく、お互いが意見を出し合いながら、関係性を築いていきましょう。

合意なく複数の相手と関係を持つことは、決して許されるものではありません。

相手の気持ちを思いやり、誠実に向き合うことが、ポリアモリーの基本です。

相手を安心させる努力をする

ポリアモリーでは、複数のパートナーとの関係を築くことになるため、時には相手が不安を感じることもあるでしょう。

あなたが他のパートナーとどのような関係性にあるのか、相手を大切にしているのかなど、さまざまな不安を抱えることも。

そんな時は、相手の気持ちに寄り添い、安心させる努力が大切です。

あなたの気持ちを言葉にして伝え、相手の不安を受け止めましょう。

そして、行動でも示していくこと。

あなたが相手を大切に想っていることを、しっかりと伝えていきましょう。

嫉妬してしまう時は話し合いを

ここでいう嫉妬は、独占欲としての嫉妬よりもパートナーが他のパートナーと接している時の疎外感や、相手の態度に対する不安、ライバル意識から生まれる嫉妬などが多いかもしれません。

どちらにせよ、嫉妬に負けてしまっては、健全な関係性を築くことができません。

嫉妬の感情が生まれた時は、パートナーとの話し合いを大切にしましょう。

正直に自分の気持ちを伝え、相手の思いにも耳を傾ける。

お互いの気持ちを共有し合うことで、自分の感情とも向き合っていくことができるはずです。

お互いの個性を尊重する

ポリアモリーを実践する上で、お互いの個性を尊重し合うことがとても大切です。

価値観や恋愛のスタイルは十人十色。

あなたとパートナーが、それぞれ違った個性を持っていても、それでいいのです。

お互いの個性を認め合い、尊重し合うこと。
時には意見が合わないこともあるかもしれません。

でも、相手の思いを受け止め、あなたの思いも伝えていく。

そんなコミュニケーションを重ねることで、きっと素敵な関係性を築いていけるはずです。

誠実でいることが何よりも大切

ポリアモリーでは、誠実であることが何よりも大切です。

複数のパートナーとの関係を築く中で、嘘やごまかしは許されません。

常に正直でいること、約束を守り、相手に対して嘘偽りなく接することが重要なのです。

時には、相手を傷つけてしまうかもしれない真実もあるかもしれません。

でも、隠さずに伝えることが大切。

誠実さを忘れずに、パートナーとの信頼関係を築いていきましょう。

そうすることで、お互いに愛を育んでいけるはずです。

同性愛者の中にも、ポリアモリーを実践している人は少なくありません。

複数のパートナーとの恋愛を通して、自分らしい生き方を追求している人たちがいるのです。

ここでは、同性愛者が実践するポリアモリーの実際の姿を、当事者のエピソードを交えながらご紹介します。

ポリアモリーを実践する人にはバイセクシュアルやパンセクシュアルの人も多い

ポリアモリーを実践する人の中には、異性を愛する人だけでなく同性や複数の性を愛する人、また性別に拘らない人など様々な人が含まれます。

2019年にアメリカの『Journal of Sex Research』に掲載された論文では、ポリアモリーの人は自身をバイセクシュアルやパンセクシュアルであると認識している傾向が強いということが明らかになりました。

複数の性を愛する場合、ポリアモリーを実践する上で、より多様なパートナーとの関係性を築くことができるのかもしれません。

ただ、だからといってバイセクシュアルであるからポリアモリーを実践しているというわけではありません。

あくまでも、それぞれが自分らしさを追求する中で、ポリアモリーを選択しているのでしょう。

レズビアン・ゲイの場合

レズビアンやゲイの中にも、ポリアモリーを実践している人はいます。

同性愛者の場合、パートナー全員が同性ということになります。

女性同士、男性同士の複数の恋愛関係を築くことになりますね。

しかし、それぞれのパートナーとの関係性は千差万別。

一人ひとりとの個別の関係性を大切にしながら、全体のバランスを取ることが求められます。

時には、パートナー同士が恋愛関係になることもあるかもしれません。

複雑な関係性の中で、コミュニケーションを大切にしながら、自分らしい恋愛を追求していくことが大切です。


例えば、レズビアンのAさんの場合。

彼女は同じくレズビアンであるBさんと仲を深めましたが、関わる中でBさんがポリアモリーであると知りました。

二人は話し合い、お互い他にパートナーを作ることを隠さないということを決めた上で交際をスタート。

現在はAさんもBさんも二人ずつパートナーがいますが、関係は良好に続いているそうです。

また、お互いにもう一人のパートナーを紹介し、4人で交流することもあるのだとか。

ポリアモリーでは、恋人の自分以外のパートナーのことを「メタモア」と呼びますが、メタモアとの関係性も多種多様なようですね。

バイセクシュアル・パンセクシュアルの場合

バイセクシュアルやパンセクシュアルの人の場合、男女両方のパートナーとの恋愛関係を築くことになるかもしれません。

多様な性別のパートナーと関係を持つ中で、一人ひとりとの向き合い方も変わってくるでしょう。

ただ、ポリアモリーを実践する上でパートナーの性別のバランスにこだわっている人は少ないようで、性別に捉われず、相手の人格を愛しているのでしょう。


ここでは、バイセクシュアルのCさんの事例をご紹介します。

Cさんは男性で、女性と結婚しています。結婚3年目に突入したタイミングで、二人は性的関係を夫婦間に限定しないオープン・マリッジに挑戦し、パンセクシュアルの男性Dさんと付き合い始めます。

当初は奥さんが自分とDさんを比較してしまい、嫉妬することもあったようですが、二人は比べる対象ではなく、どちらのことも大切に思っているということを伝えて解決しました。

現在は奥さんにも他のパートナーがいますが、二人の結婚記念日には必ずお祝いをするくらい仲が良いようです。


この二人は、新しい恋人を作ることよりも、お互いを大切にしコミットするという意識を重要視していますね。

ポリアモリーを実践する中で、さまざまな悩みを抱えることがあります。

パートナーとの関係性に悩んだり、周囲の偏見に傷ついたり。

ここでは、同性のパートナーがいる人がポリアモリストとしての恋愛で悩んだ時の対処方法を3つ紹介します。

他に同じ恋愛スタイルを実践している人と交流する

悩んだ時は、他に同じ恋愛スタイルを実践している人と交流してみるのがおすすめです。

日本では、ポリアモリーに興味がある人の交流会が開催されています。

また、SNSなどでもポリアモリーの人と交流することができるでしょう。

同じような経験をしている人たちと話をすることで、悩みを共有し、アドバイスをもらえるかもしれませんよ。

相手との価値観のすり合わせを行う

ポリアモリーを実践する上で、パートナーとの価値観のすり合わせは欠かせません。

関わっていく中で、パートナー同士で価値観の違いが生まれることもあるでしょう。

でも、話し合いを重ねることで、お互いの価値観を理解し合うことができるはずです。

相手の思いに耳を傾け、あなたの思いも伝えていく。
そんなコミュニケーションを大切にしましょう。

あなたはそのままで大丈夫。自分に自信を持って恋愛をしよう

何よりも大切なのは、あなた自身を信じること。

同性愛者であること、ポリアモリーであること、どちらも自分らしさです。

あなたはそのままで大丈夫。
自分に自信を持って、堂々と恋愛をしましょう。

きっとあなたらしい幸せに出会えるはずです。

ポリアモリーとして恋愛をすることは、社会が一夫一妻制を適用していたとしても、決して不可能なことではありません。

でも、時には悩みや葛藤を抱えることもあるでしょう。

そんな時は、一人で抱え込まずに、誰かに相談することが大切です。

その際におすすめなのが、「電話占いカリス」です。カリスには、恋愛相談に精通している占い師さんが多数在籍しています。

あなたの悩みに寄り添い、的確なアドバイスをくれるはずです。

自分の生き方に、誇りを持ち、自分らしい恋愛を追求し続けてくださいね。

同性同士、かつ相手に７年付き合った彼氏がいる状態での複雑恋愛でも暖かくサポートをいただき、無事に今お付き合いできています。もうすぐ半年になります！

一度は付き合える可能性が生まれたものの、彼がいない人生は考えられないとフラれてしまい、どん底だった私を「大丈夫」と支えていただき本当に感謝しています。

鈴依先生の声を聞くと、辛い気持ちも苦しい気持ちも軽くなりました。先生のおかげで彼女の前でも穏やかな自分でいることができたし、結果としてそれがお付き合いに繋がったのだと思います。

本当に本当にありがとうございます。
転職先も無事に見つかりました！またご報告させてください。

▼実際の口コミ
佑弦先生、この度は鑑定していただきありがとうございました。

男性性も女性性もどちらも兼ね備えていらっしゃって、相談させていただくと、とっても話しやすく、けれども、しっかりと鑑定いただけるので、信頼できました。

これからの仕事についてなども視えていらっしゃって、とても勇気が湧いております。

そして、何よりメッセージをいただいたのですが、こんなに丁寧にいただけるとは思いませんでした。　

何度も何度も読み返して、心の支えにしていこうと思いす。

丁寧に、人の為に、このお仕事をおやりになられているのを感じて、心があったくなりました。
本当に今回はありがとうございました。

▼実際の口コミ
みらか先生、先程はありがとうございました！同性の相手でも大丈夫かとお聞きした所、「他にもそういう方はいますよ」と優しく言っていただき、安心して相談する事が出来ました。

一方的に別れを告げられた状態なのかと悩んでいたので、試されてると聞いて驚きました。ストーカーみたいになるのが嫌で連続してLINEを送る事は控えてましたが、相談を終えてから、みらか先生のアドバイス通りにLINEを送ってみました。

相手と話せるであろう日も、仲直りできる日も、もっと先の日付を言われるかと構えていたんですが、まさかの今月中との事で更にびっくりです(笑)

何度か喋るタイミングが重なってしまって申し訳ありませんでした(＞＜)
みらか先生のおかげで元気が出ました！ありがとうございました、また進展報告させてください。