1980年代後半〜1990年代はじめ頃、日本は「バブル景気」と呼ばれた
実際は1986年12月〜1991年2月までをバブルというのだそうだ
稀に見る好景気で、日本人みんな浮かれているような感じだった
それまでの日本人は、有名芸能人こそハワイに行ったりするが、基本的に「相当な金持ち以外は海外旅行など夢のまた夢」という感じだった
私が結婚したのが1985年辺りなのだが、その時代になってやっと「新婚旅行で海外に行く」のが普通になっていた
お金がある人はハワイに行くが、私たちはお金がなかったのでグアムに行った
ハワイはだいたい飛行機で8時間、グアムは3時間だった
バブルの頃にはお金の有り余っている主婦たちがこぞって海外旅行に行っていた
当時日本人は世界から嫌われていたらしい
日本だけが好景気に浮かれていたからだ
つまり他の国はあまり景気が良くなかったらしい
当時日本人は集団で(たぶん団体旅行)有名ブランドショップに押しかけ、大声であーでもないこーでもないとやっていたらしい
何となく想像がつく
大人数でブランドショップに押しかけて「あら安いわね」「これなんかどう?」「こっちも素敵よ」「ソレとコレとアレもください」的に騒いでいたのだろう
まるでスーパーで立ち話でもするように
それから20〜30年後、ご存知のように今度は中国がバブル景気のように発展した
そして中国人の富裕層が一斉に海外旅行に出かけるようになった
ご存知ない方も多いかもしれないが、中国の公衆トイレはドアがないと言われていた
場合によっては壁もなかったらしい
ホテルなどのトイレならいいが、一般の日本人は外に溝だけ掘ってあるようなトイレはなかなかハードルが高かったらしい
トイレに入るのではなく、壁も何もない場所にただ溝があるだけの場所にしゃがむみたいな…
日本でも男性の立ちションは日常茶飯事的に(私が子供の頃には)行われていたし、駅には「痰壺」が置かれていた
痰壷とは「たんを吐く人がその中に入るよう一応狙って吐く」用の壺だ
昔の駅は、誰かが吐き捨てたチューインガムや痰のシミがアチラコチラにあった
下手に手荷物を床に置いたら、知らないおじさんの痰やくすぶってるタバコの火がつくかもしれないのが当たり前の状態だった
今でこそ「日本の空港は世界一キレイ」とか言われたりするが、昔は駅でタバコも吸い放題だったので、電車が来るとタバコを踏み消して電車に乗り込むなんてのが「当然」のように行われていた
当然「吸殻入れ」が用意してあるのだが、その中に灰は捨てるが吸い殻は「踏み消す」人が何故か圧倒的に多かった
さすがに日本人は「人から見える場所で用を足す」ことは殆どなかったが、でも子供の間は普通に「その辺でしてきなさい」的なことを言われたりした
子供が草むらにしゃがんで用を足しても「安全だった」とも言える
今はマナーを考える人が増えた
それは他の国でも同じことだ
あんなにブツブツ言われていたが、その後そういう話は耳にしなくなった
言われた方だって学ぶのだ
自国の常識と海外の常識の違い
今では(中にはそういう人も居るのだろうが)そういう極端にマナー違反の人の話はほぼ聞かない
肝に銘じなければならないのは「誰でも知らない文化の場所では間違いをすることはある」ということと、それを直した行動をするならそれは「過去の話」になるということだ
それを反省して直したなら受け入れる寛大さも必要だよねということだ
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