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占い師ブログ

後腹(あとばら)

梨夢(リム)先生

2022/11/30 01:13

梨夢(リム)先生

出産経験がない人は「後腹」という言葉さえ聞いたことがないと思う

簡単に言うと「子宮に子供が居たことで伸び切ってしまった子宮が、元の大きさに戻ろうとする」筋肉の収縮というか「自己修復作用」の事を言う

当然だが「当人の身体能力」的なものによってかなり大きな違いがある

だから年齢が行って「自己修復の力」みたいなものが落ちていたり、何度もの出産で子宮が戻りにくくなっていたりすると「子宮収縮剤」みたいなものを注射or点滴される

これが「後腹」といって痛いのだ

出産したらおしまいだと思っていたら、産んだ後に待ち受けているのが後腹だ

私が大部屋に移った(それまでは個室しか空きがなかった)翌日、帝王切開した人が隣のベッドに入院してきた

その人が、夜中にシクシク泣くのだ

もちろん本人は(夜中だから)声を押し殺しているのだろうが…

そして時々「痛いよぉ」「ヴヴーッ」と聞こえてくる

多分声を殺して布団に潜って泣いているのだが、カーテン一枚隔てた隣のベッドなので聞こえてくるのだ

多分多くの人が「(出産は)大部屋じゃなく個人部屋の方がいい」と思うだろうと思う

実際嫁さんも小部屋だったし、隣の人が一晩シクシク泣いていることを思えば「個室なら」と思わなくもない

だが私は「大部屋で良かった」と思う

個人部屋なら確かに家族がお見舞いに来てもゆっくり出来ると思うが、大部屋だと誰かが起こしてくれる

「おっぱいの時間だよ」「そろそろ行くよ」

そして家族や知り合いが持ってきたお見舞い品をみんなで分けるというか「おすそ分けが来る」のだ

別に食い意地から大部屋がいいと言っているわけではない

病院は基本的に「病院食以外は禁止」されているが、産科だけは別なのだ

食べ物のお見舞いがたくさん来る

というか、お見舞いは「その殆どが食べ物」だ

みんなで声を掛け合って授乳に行き、授乳から戻るとほとんどの人が寝る

なんせ3時間おきの授乳だから、そうでもしないと「寝る間がない」のだ

3時間おきと行っても、実質2時間だ

3時間おきに授乳室に行き、自分の子供を受け取って授乳室で「子供の体重測定」

そしておむつ替えをして授乳なのだが、最初は慣れないので(場合によっては子供の吸い付きが悪くて飲んでくれなかったりするので)授乳したらもう一度体重測定をして「何g飲んだか」を確認する

足りなかったら、例え赤ちゃんが寝ていても起こしてもう一度授乳する

出産後何日目かで{飲ませなければならないg数が変わっていくのだ

おっぱいが大きいほど「沢山のミルクが出る」的に思いがちだが、おっぱいが大きい人は「おっぱいの脂肪が多い」ので出にくかったりするし、そもそも妊娠中から皆のおっぱいはどんどん大きくなる

そして大きすぎると赤ちゃんは吸い付けなくなったりする

みんな「このままの大きさが続けばいいのにね」なんて思う

と言うか、産んでからも授乳している間はその大きさが続くので、「もう元に戻らない」と錯覚するが、そうは問屋が卸さない

私達の時には、普通分娩が1週間入院で、帝王切開だと10日入院だった

多分今でも帝王切開の場合の入院は変わらないと思うが(抜糸とか術後経過の判断とかがあるので)今では普通分娩の人は3日程度の入院らしい

高級な病院だと長く入院できるようだが…

アメリカなんて普通分娩だと当日退院とか言われているし厳しい世の中だなぁと思う

だが後腹だろうが何だろうが、子供を出産できたら幸せを感じるのだ

なんか特別なホルモンとかが働いているのかもしれない

辛さを感じず幸福を感じるのだ

実は私も帝王切開だったので、子宮収縮剤の点滴を打たれた

注射と違って「いつまでも(点滴が行われている間は休むことなく)痛い」のだ

それでも次の子を作ってしまうのは、帝王切開でも普通分娩でも「痛さはその時だけで忘れる」というのが、多分本当だからなんだろう

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